錦戸亮「犬を飼うということ」最終回批評&総評 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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春ドラマの中で先頭をきって終了したこのドラマ、視聴率的にも内容的にも、成功とも失敗とも言いづらい微妙な感じで終わりました…





テレビ朝日 金曜23時15分
「犬を飼うということ~スカイと我が家の180日~」最終回



主演…錦戸亮
脚本…寺田敏雄
演出…遠藤光貴





最終回は至ってシンプルな作りでした。「名前を…」や「生まれる。」のように話を広げてない分、解決しなければならないことがさほどないので…。





唯一、水川あさみの親友でずっと好きだったらしい田口淳之介の扱いが哀れなまでにぞんざいに終わりましたが…。





要はスカイが死んでしまい…





お父ちゃん(錦戸亮)は、ビル清掃の会社が順調で、そこの役員に…





お母ちゃん(水川あさみ)もそこの経理に…





息子は今回のことで獣医をめざすことに…





この前、鍋奉行を窪田さん(泉谷しげる)に奪われた奈良橋先生(杉本哲太)は、鱧と松茸のすきやきでリベンジ…





そしてお母ちゃんは双子の女の子を無事出産…
ますますお父ちゃんも奮起…





と、まぁ八方めでたしめでたし…





これもスカイのおかげってことでした。





(総評)



番組当初はなんで錦戸亮の初主演が貧乏な子持ちパパ役なのか…企画そのものへの疑問を感じずにはいられませんでした。





水川あさみとの夫婦ぶりも、あんな大きな息子や娘がいるようには見えず、





どうしても絵空事に見えがちでした。





おまけにキンキン声で、水川あさみは家族を叱りとばすし…





私めは途中リタイアも考えたほどでした





何せ貧乏だ貧乏だと言ってる割には、ベッドを飼うことにしたり…リアルさが感じられず…





肩入れがしにくかったからです。





しかし、リタイアせずに最後まで見た理由は…





回を追うごとに父親らしくなっていった錦戸亮が、その演技力を発揮しはじめたから。





記事でも書きましたが、訥々と心情を語る錦戸亮の語りの上手さが光る回が、後半増えました。





最終回でもスカイのことを忘れずいつでも話そうと家族に言うシーンがそうでした。





水川あさみもギャンギャン怒っているときは、イヤな感じでしたが、落ち着いてからは悪くなかったです。




子役2人も最初はなんでこんなヘタな子をと驚きましたが、馴れたのか、上手くなったのか気にならなくなりました。





変に達者な演技をされるより、このドラマには合っていたかもしれません。





夏クール、新垣結衣と月9で共演する錦戸亮。そこでも子持ちパパ役ですが、今回の経験が活かされることでしょう。