春ドラマのアカデミー賞、続いては最優秀主演男優賞です。
主演女優賞と違い、こちらはハイレベルな戦いになりました。
ノミネートされたのは、以下の男優５人。
「鈴木先生」
長谷川博己
→これまでの学園ドラマに全くいなかった斬新な教師像を、初主演とは思えない落ち着きぶりで、淡々と演じ秀逸でした。
「ナマ」なんて言葉を吐いても下品にならないのも、彼ならではでした。
「犬を飼うということ」
錦戸亮
→最初は若すぎて２児の父役に違和感がありましたが…
回を追うごとに慣れていき、子供や妻に言い聞かせる語り口の上手さなどに、この人の演技力の高さを発揮しました。
「高校生レストラン」
松岡昌宏
→これまでオラオラ系の役の多かった人ですが、実は抑えた演技も優れていて…
今回の役も生徒たちの受けに回って、大人の演技を見せました。
「ＪＩＮ-仁-」
大沢たかお
→歴史の修正力と戦い、自らの非力に悩む仁の姿を、まっすぐに演じ、前シリーズと変わりなくはまり役でした。
「マルモのおきて」
阿部サダヲ
→豪華キャストの「ＪＩＮ-仁-」を向こうにまわし、普通は共演をいやがる子役と動物相手に、サダヲワールドをのびのび発揮し、善戦したのは立派というよりありません。
芦田愛菜とのＷ主演でしたが、私めはこれは阿部の主演だったと思います。ドラマの中心はあくまでもマルモでしたから…。
以上、５人の戦いは大沢と阿部の一騎討ち。
結果、最優秀主演男優賞に選ばれたのは…
「マルモのおきて」
阿部サダヲ
名子役２人を相手に自分らしさを崩さず、おさえこみ、ほのぼのした世界を作り出した力量は、やはりただならぬものがありました。
私めが前から好きな役者なので、今回の健闘ぶりは応援せずにはいられませんでした。
春ドラマアカデミー賞。
残るは作品賞。
最終的な満足度ランキングと合わせて明日発表します…お楽しみに。