ドラマミタローが最終回まで見た夏ドラマの中から、独断で選ぶアカデミー賞。今日は最優秀助演賞…
まずは、最優秀助演女優賞から…
ノミネートした女優は次の5人。
薬師丸ひろ子
…「全開ガール」
ヒロイン若葉が勤める法律事務所のトップ。
最初はミスキャストかなとも思いましたが、叩き上げのキャリアウーマンがチラリと見せる素顔を巧みに演じて、薬師丸ひろ子ならではの役に仕立てあげてました。
谷花音
…「全開ガール」
「名前をなくした女神」の時も倉科カナの娘役でうまい子だなと感心して見てましたが…
今回はヒロイン若葉がお世話をしなければならない上司の娘で、大人びた言動が生意気ながら可愛く、毎回見せる若葉との対等なやりとりは見ものでした。
ビー太郎との恋愛シーンは新垣結衣を食うほどだった…とも言えます。芦田愛菜にもひけをとらないスゴい子役です。
満島ひかり
…「それでも、生きてゆく」
瑛太とW主演と言ってもいいほどの役でした。アドリブかと思えるほどナチュラルに交わされる瑛太とのやりとりは独特の口調と間合いで、2人のぎこちなくピュアな関係を表現していました。
加害者の妹が被害者の家族が親しくなっていく…という非現実的な設定をウソくさくなく見せたのは彼女の功績大と言わざるをえません。
大竹しのぶ
…「それでも、生きてゆく」
やっぱり大竹しのぶはスゴい!と改めて思い知らされました。9分以上に及ぶ長ゼリフを聞きいらせるなど…どの役者も良い演技を見せたこのドラマの中でも、傑出した演技でした。
小林聡美
…「ドン★キホーテ」
さりげなく、それでいてしっかりと作品をひきしめる脇役のお手本のような演技。薬師丸ひろ子といい、この人といい芸歴の長さがモノを言っていて、頼もしさを感じさせる存在に今やなっています。
以上5人の中から最優秀助演女優賞に選ばれたのは…
満島ひかり
…「それでも、生きてゆく」
大竹しのぶとの熾烈な一騎討ち。「JIN」の綾瀬はるか、中谷美紀のようにW受賞も考えましたが…
あまりにスゴすぎて、大竹しのぶの演技が過剰だった部分がドラマのバランスを乱したところもなかったとは言えず…
そこまで大竹しのぶを本気モードにさせたのは満島ひかりの好演あってのものだったことを考えると、今回は満島ひかりに受賞させるべきと思った次第です。
今後どんな役を見せてくれるのか非常に楽しみな女優さんです。