夏ドラマアカデミー賞…最優秀助演男優賞 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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最優秀助演女優賞に続いて最優秀助演男優賞の発表です。





ノミネートされた男優5人は…?





錦戸亮
…「全開ガール」





下町のさえない居酒屋の雇われ料理人で、血のつながりのない子供を押しつけられてもイヤな顔せず育てている善良な男…それでいて実はフレンチの有名店で働いていた有望なシェフという顔も持つという役を、的確にかつ魅力的に演じてみせました。





前クールの「犬を飼うということ」に出ていた時にも書きましたが、この人の切々と語るセリフは語り芸と言えるほど、す~っと人の心に入っていく力があり、錦戸亮という役者の武器です。





それとニコっと笑う時に、大きく広がる口は人を癒す力があり、これも武器。
草太という今回の役では、語りと笑顔という2つの武器が見事に生かされました。





高橋克典
…「チーム・バチスタ3」



田口、白鳥コンビが推進するAiに反対の立場をとる警察側のトップ的な存在で、ギリギリまで善悪が読めない不可解さを保ち続け、作品に緊張感を与えました。





テレビ朝日の「悪党」同様、今回もホントに悪いヤツではなかったのですが、ぜひホントに悪い役もやって欲しい役者です。





時任三郎
…「それでも、生きてゆく」



この人にとって初めてのぶざまな役ではないでしょうか?自分の息子が殺人を犯し、それを反省せず、また罪を重ねてしまうという父親の役。





絶望で死にたくなって路上をふらつくシーンや、息子との面会でどうすればいいか分からないと号泣するシーンは、これまでの時任をこえた新境地でした。





風間俊介
…「それでも、生きてゆく」



「金八先生」シリーズ歴代のメイン生徒の中でも上戸彩、八乙女光と並んで兼末健次郎役で名演技を見せたジャニーズの隠し玉的な実力派。





心に闇を抱え…罪を反省していないさまを微妙な表情の変化で見せ、大竹しのぶや瑛太との対決シーンでは堂々と渡り合いました。





高橋克実
…「ドン★キホーテ」



魂が入れ替わって中身は気弱な青年になったヤクザを、巧みに演じて笑いを生んでました。





以上5人の中から最優秀助演男優賞に選ばれたのは…




錦戸亮
「全開ガール」





時任、風間と三つ巴の戦いでしたが、「全開ガール」をちゃんとした恋愛ドラマたらしめたのは錦戸の力あればこそで、そこを評価し選ぶことにしました。