主演の岡田将生も頑張ってはいるのですが…
いかんせん中谷美紀の存在感がスゴくてかすみ気味です…
テレビ朝日 木曜21時
「聖なる怪物たち」第1話
主演…岡田将生
脚本…荒井修子
演出…藤田明二
「JIN」の時の中谷美紀もスゴかったのですが、あのドラマでは大沢、綾瀬、内野らと力が拮抗していて、ハイレベルなアンサンブルとなっていました。
ところが、このドラマでは中谷美紀に岡田将生、加藤あい、長谷川博己が束になってかかっても敵わない…そんな感じを受けました。それだけ中谷美紀の存在感が他を圧しているドラマです。
「僕はその時まだ何も知らなかった…」というナレーションがしつこく繰り返された初回…
話としては…両親を喪ったあと看護師をしながら妹圭子(加藤あい)を育てた優佳(中谷美紀)は優秀な看護師長。
圭子は財閥の御曹司敏雄(長谷川博己)とデキ婚という玉の輿に乗るが、流産し子宮摘出をしてしまう…
敏雄には離婚した前妻との間の息子がいて、姑(山本陽子)は今も跡継ぎとして可愛がっている…
どうしても子供が欲しくて代理母出産まで考える圭子…妹のためを思う優佳は何とかしなければ…と企むという話。
冒頭のシーンで病院にかつぎこまれ出産したが、母親が産後すぐに死んでしまう…というのがどうやら関係しているようで…
この姉妹の企みに巻き込まれるのが優佳の勤める病院で、冒頭の手術をした医師司馬健吾(岡田将生)。
健吾は大学病院にいたのに正義感から上にたてついて系列のしかも末端の扱いの総合病院に飛ばされたという設定。
健吾がどう巻き込まれ、対処していくのか…という話。
敏雄は一貫教育の学園を作ろうとしている教育者で、教育者や医者ら聖職者の抱える欺瞞や汚さを突いていくドラマのようです。
いきなり初回から怪しさをプンプン漂わせる中谷美紀の雰囲気はとにかく尋常ではありませんでした。
また女性トラブルを起こす役っぽい長谷川も、心が歪んでいく感じを演じている加藤も、それなりに良いのですが…
中谷がスゴすぎるのでね…(汗)
予告では鈴木杏に近づいてましたが、代理母にさせられるのは彼女なんでしょうか…
彼女もいい女優さんですから楽しみです。
ドロドロしたドラマがあまり今クールはないので、大いにドロドロして欲しいですね。
今回の評価は…