今までバラバラだったものが遂に一つにまとまり始めて、今後への期待感を高める回でした。
テレビ朝日 木曜21時
「聖なる怪物たち」第4話
主演…岡田将生
脚本…荒井修子
演出…落合正幸
今まで主役なのに本筋と関係なくて邪魔くさかった司馬(岡田将生)と患者のエピソードが…
今回はウェイトも減り、しかも患者がいつも出ている糸川(渡辺いっけい)なので邪魔くさく感じませんでした。
しかも司馬が圭子(加藤あい)と接触したし、次回からは初回にチラッと見せた三恵(鈴木杏)の手術シーンに戻り、それを司馬が執刀し本格的に巻き込まれていくので、ようやく主役らしくなりそうです。
これまでは優佳役の中谷美紀の存在感が突出してましたが、
実は三恵と敏雄(長谷川博己)は関係を持ち、お腹の子は敏雄の子という事実がわかったことで…
「高貴なウソ」ならついてかまわないんだ的な鼻持ちならなさが敏雄に出てきて、長谷川本来のクールな持ち味が発揮され、中谷と対峙するシーンは見ごたえがありました。
(顔、近~!)
あと、三恵に贈ったぬいぐるみに盗聴器が仕掛けられていて、三恵に白状させるシーンの中谷の凄みも圧巻でした。
敏雄と同様に存在感を増したのが、病院の経営難で金策に苦しむ大久保院長(小日向文世)
敏雄に援助を願ってむげに断られますが、看護師長の優佳が敏雄の義理の姉と知り、優佳に仲立ちを頼み、また断られます。
おそらく、金策のために優佳や敏雄の企みを探りだすんでしょうね。
小日向文世得意のひとクセもふたクセもある演技が見られそうです。
そして司馬に正体がバレかけてる患者から金を猫ババしている瑶子(大政絢)も、いろいろかぎまわりそうです。
更にどこまで知っててトボケてるかわからない敏雄の母(山本陽子)。こちらも不気味な存在。
隠れていた三恵を「オバケがいたよ」と言う孫にニヤリと笑う顔がなんとも言えませんでした。
あの孫、今回気がついたんですが「グッドライフ」で反町隆史の息子のわっくんをやった子だったんですね…
今回の評価は…