このドラマは、ホントいつも「あれっ?もう終わり!?」となる面白さなんですが…
今回はとりわけ面白い回であっと言う間の50分でした。
フジテレビ 木曜22時
「最後から二番目の恋」第9話
主演…中井貴一、小泉今日子
脚本…岡田惠和
演出…谷村政樹
今回は構成が変わっていて、冒頭は和平(中井貴一)と千明(小泉今日子)がキスをしているシーンがいきなりあり…
なぜ、そんなことになったのかを20時間前にさかのぼって順にたどっていく…というものでした。
…でもって前日朝に戻ると…和平と千明は二日酔い状態で記憶が定かでありません…
誰かとキスした記憶のある千明は、その相手が万理子(内田有紀)とは分からず、和平としたのだと思い込んてしまいます。
それを言われた和平は、久しぶりのキスで、千明は大して気にしてないのに、やたら気にして恐縮してしまいます。
番組タイトルが出るまでの中井貴一の二日酔いの演技は実に絶妙で笑いましたね~
ランチになっても和平は知美(佐津川愛美)が千明との言い合いを真似してケンカをふっかけるのに、そばをちびちび食べながら相手にもしません。
一方の千明は酔った勢いでキスとか普通だというのをハルカ先生が強く否定するので、ハルカ先生のダンナにそんなことがあったのを見抜き珍しくやりこめます。
バイト先に息子が来て、ドジをふんだら、優しい声をかけてくれたので、久しぶりに家に帰ってみた典子(飯島直子)は…
彼女とベッドにいる息子を見てしまいショック!!
そんな典子の相談に乗ったり、「好きです」と告白する万理子を温かく受け止めてあげるのを、目の当たりにした和平は…
男前の千明を誉めたたえます。すると千明は千明で初めて千明の家に入って緊張したり、キスを大げさに思ったりする和平の「昭和な男」のところを誉めます。
結局、前日同様に泥酔状態になった二人は、なりゆきで今度こそホントにキスをするのでした。
今まで口を開けば言い争いになった二人が誉めあうという珍しいパターン…
お互い好きなのでは…ともう少しで気付きそうですね。
キョンキョンの姉御っぷりも光ってました。
珍しいパターンと言えば、一人寂しそうにしている知美に真平(坂口憲二)が話しかけたら、二人が和平と千明のように言い争いになったのは意外で面白かったです。
佐津川愛美ってなかなかユニークな女優さんですね。
一日足らずの中に無理なくいろんな要素を盛り込んで、充実した面白い回でした。
今回の評価は…
今クール初のです。