最後はまた真っ当に…「運命の人」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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前回などは安っぽくなってしまって評価を下げたこのドラマでしたが…





最終回の2時間スペシャルは沖縄ロケもたっぷりに、原作者が一番描きたかったであろう沖縄の悲しみを、駆け足とはいえ描いてくれました。





TBS 日曜21時
「運命の人」最終回



主演…本木雅弘
脚本…橋本裕志
演出…土井裕泰





ホントは何回かに分けてじっくりやって欲しいテーマではありますよね…





戦争の時のこと。
基地が沖縄にできたためにどうなったか…
米軍の少女暴行事件のこと。





畳み掛けて描くと、ほら沖縄の人はかわいそうでしょう…という押し付けっぽくなってしまいはしましたね…





しかし、戦争の集団自決を生き残った老人(泉谷しげる)や米軍に暴行された痛みから立ち直ろうと励んでいる女性(美波)の言葉の重みや…





基地を容認する地主(津嘉山正種)と反対し続ける地主(平泉成)が対立している現実…





少女暴行を興味本位で取り上げ傷つける本土のマスコミの無神経さ…





など考えさせられる部分は多く、俳優陣の好演で見ごたえのあるものになっていました。





せっかくアメリカで密約を証明する文書が公開されても…





結局日本の外務省や政府は隠し続けている現実も、ずしりと苦く重いものを残すラストでした。





今回の評価は…7





このドラマについてはいろいろ書きたいこともあるので総評はまた別に書きたいと思います。