待つ男のつらさ…「もう一度君に、プロポーズ」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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春ドラマはガチャガチャとテンポの早い推理ものや刑事ドラマが多いので…





このドラマのまったりと特別何ごとも起こらずに進んでいく感じは、貴重でこういうドラマも無いとなぁ~と思えます。





その地味さゆえに視聴率が良くないのも分かる気はしますが…





TBS 金曜22時
「もう一度君に、プロポーズ」第3話



主演…竹野内豊
脚本…桐野世樹
演出…木下高男





夫の波留(竹野内豊)のことばかりでなく5年間のすべての記憶を失ってしまったらしい可南子(和久井映見)。





波留や勤め先の図書館の上司(杉本哲太)の後押しで、記憶がないながらも職場に復帰します。





仕事を教えてあげた後輩に逆に教わるってことになるわけですが…皆、可南子には好意的です。





閉館後も残って5年間に何があったのか知るために新聞記事のデータを見ていきます。





一方、波留は今まで家事は可南子任せにしていたため、ゴミはたまるわ、家賃は滞るわ、で1人暮らしのわびしさも痛感する日々。





可南子に自分に対して前向きとまではいかなくても横向きくらいでいいから…とデートに誘います。





向かった先は波留の父親(小野寺昭)の住む実家…
そこで可南子は父親から波留は養子で気を遣われるのを拒んで育ってきたことを知ります。





それだけ妻の可南子を大事に思っていた…ってことなんでしょうが…





波留が家で読む可南子の日記が、もうその記憶を取り戻せない日々のことが書かれていて…





なんとも切ないものがあります。





そんな波留のもとへ可南子の方から訪ねてきて、もう会うのをやめよう…と言います。





波留を愛する気持ちが以前のように戻る自信がないってわけです…





いくらでも待つと波留は食い下がるんですが…





いや~、なんとも切ないですね…この状況。
好きになってやれよ…そんなこと言わずに…と私めなどは思ってしまいますがね。





相手を気遣う竹野内の微妙な表情の演技が秀逸ですね…





耐える男を演じさせたら、威力を発揮する人だと改めて思いました。





脇筋的な桂(倉科カナ)の彼氏できたエピソードや、裕樹(山本裕典)の職場でうまくいってないエピソードがどう本筋に影響してくるのか…





今後もじっとり見ていくことにします。





今回の評価は…7