今回は、日向(小栗旬)の良きパートナーである朝比奈(井浦新)の持つ危うさを、うまくあぶり出していました。
フジテレビ 月曜21時
「リッチマン、プアウーマン」第３話
主演…小栗旬
脚本…安達奈緒子
演出…田中亮
井浦新というひとクセある役者を起用している以上、きっとこの朝比奈という男はいつか日向を裏切り今の地位から引きずりおろす展開になるんだろうな…と勝手に予想しているわけですが…
そのへんの予兆というか、伏線が今回は見られました。
日向の会社は全社員３ヶ月ごとの契約で、契約最終日にデスメールという解雇通告が届くと…あっさりクビを切られてしまうのです。
…で、クビになった人のフォローを朝比奈がしているわけですが…
学生の時に作ったアプリで大儲けをした坂口(中野裕太)もクビを言い渡され…
その男の口から自分は日向をリスペクトしているが、あなたのことは軽蔑していると言われてしまいます。
朝比奈は日向に負けることに脅えている…って痛いところを突かれてしまい…朝比奈が何とも複雑な表情を浮かべたところが印象に残りました。
それに比べて妹の方はまだ特に機能してません。こちらは日向と千尋(石原さとみ)の関係が接近してからなんでしょうね。
その千尋ですが、なぜ澤木千尋を名乗ったかの謎解きが今回あっさりとされてしまいました。日向の母親澤木千尋(萬田久子)は千尋と名乗る女性(石原さとみのことですよ…)が通っていた地元の定食屋のおばさんで…
そこに母親探しに来た日向とも過去に会ってたんですね。…で日向の気を引こうとして母親の名前を名乗ってしまったのでした。
しかも今回のラストで名前を偽ってることも日向にバレてしまいました…
展開早っ！
だったらこの女性は何て名前なんだ…？
そこも明かしてくれないとニセ千尋の表記が面倒くさい…(汗)
小栗旬も石原さとみもそれ相応の演技をしていて、批判しようはないんですが…
どうもイマイチ、このドラマ面白い！と手放しで誉めるまでいかないもどかしさがつきまとっています。
なんでだろう？？
今回の評価は…
日向に名前を覚えてもらえない安岡(浅利陽介)が結構ツボなんですが、名前を覚えてならないからクビにならないんですかね…(笑)