今クールの連続ドラマの中でダントツに私めが期待をしている作品が今夜スタートします。
TBS 日曜21時
「とんび」
主演…内野聖陽
脚本…森下佳子
演出…平川雄一朗ほか
昨年放送されたすべてのドラマの中で最も感動したのがNHKが前後編で放送した「とんび」でした。
(ご覧になってない方はレンタルDVDでぜひ…)
それをTBSが連続ドラマでやると知った時は、NHKへの挑戦とも受け取ったんです。
しかも製作スタッフがプロデューサー石丸彰彦、脚本森下佳子、演出平川雄一朗と「JIN-仁」を作ったトリオだとわかり、がぜん期待感は高まりました。
原作はさほど長くはない小説ですから、それをいかにふくらませるのか?
楽しみでなりません。
「JINー仁」の時と同様に早い段階から脚本を練り上げ丁寧に撮影するというスタイルが取られているはずですから
…作品の質的に悪かろうはずがないとさえ信頼を寄せているのです。
また、演出の平川雄一朗は音楽で盛り上げるのを得意としている人で、音楽は「ROOKIES」でも組んだ羽毛田丈史、主題歌は福山雅治で音楽的にもグッとくるものになりそうです。
さて内容とキャストですが、息子がまだ幼い時に妻を亡くした男が不器用ながらも深い愛情を息子に注ぎ続ける…
という至ってシンプルな話です。
その父親を演じるのが、「JINー仁」では坂本竜馬役で名演技を見せた内野聖陽。
この父親、市川安男、通称ヤスは酒とバクチが大好きな荒くれ者のトラック運転手。自分も幼い時に母親を亡くし、父親の記憶もないため、息子のアキラを溺愛する。
頭が良いアキラを天才だと自慢して回る親バカぶりで、そんな愛すべき男を内野聖陽が熱く演じることでしょう。
早くに死んでしまう妻の美佐子には、これが11年ぶりの民放連ドラ出演
だという常盤貴子。
大人になってからのアキラに佐藤健。
NHK版より大人のアキラが丁寧に描かれるようなので、役者として成長中の佐藤の演技には期待したいところ。
ヤスとアキラを見守る周りの人々には居酒屋のおかみ、たえ子に麻生祐未。
(NHK版の小泉今日子が実に良かった)
「JINー仁」で咲の母親、「大奥」で春日局と名演技を見せた麻生の演技にも期待です。
他にもヤスの家の近くにある寺の住職海雲に柄本明、その息子照雲に野村宏伸、アキラの同僚に吹石一恵といったメンバー。
悪人が出てこない話で、心温まる人情劇。良き昭和の匂いのするドラマを堪能したいと思います。
視聴率は15~17%は行って欲しいと、希望もこめて予想しておきます。
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