今回は結夏(尾野真千子)と灯里(真木よう子)のそれぞれの夫への感情の噴出シーンが見どころでした。
夫婦2組の心のありようが明確になってきたことで、ドラマ全体の躍動感のようなものが高まってきた気がします。
フジテレビ 木曜22時
「最高の離婚」第4話
主演…瑛太
脚本…坂元裕二
演出…加藤裕将
まず結夏の方は、合コンで知り合った淳之介(窪田正孝)と親しくなり、淳之介の一家に母親がいないため、料理を作りに行ってあげることに…。
しかし、帰ってきたら光生(瑛太)に男に料理作ってやったのかとイヤミを言われブチギレ!
これまで溜め込んできた光生への不満が大噴出!
棚にある物をぶちまけながら、しゃべる、しゃべる…
でも、その一つ一つがホントは光生が好きという思いが伝わるもので…
光生と温かい家族を作りたかった…という思いがよく分かるものでした。
そして、だめ押しが
「あなたは私のことなんか好きじゃないの。好きなのは自分だけなの…」
痛い…光生にとって灯里からの「死ねばいいのに」に続くダブルショック。
この二人、光生が嫌がって結婚式も挙げてないし、子供も作らなかったし、たぶん温泉旅行も行ってないんでしょう。
確かに光生という男は偏屈で自己チューなんですが、でも相手を思う気持ちはあるんですよね、ただ表現手段を間違えたり、足りなかったりするだけで…
そこが気の毒にも感じてしまうのです。同じ男として私めから見ると…
それが結夏にも分かればいいんですがね…
一方、灯里は諒(綾野剛)との温泉旅行を楽しみにしていたのに、諒の付き合ってる生徒が、もう一人の彼女に灯里の存在を知らせてやろうという企みで…
その彼女がアロママッサージにやってきて、諒が帰宅し、その姿を見て泣き出してしまい…
さては、浮気相手かと察知、とはいえ事を荒立てない灯里は、「また良い人が見つかりますよ」と大人な対応で送り出す…
しかし、そのあと感情が噴出…
声を荒らげ温泉旅行は行きたくないとパンフを破り捨てるのでした。
あくまで浮気のことは口にしないところが結夏とは対照的で、その分、内に溜め込んでいるものを強く感じさせるシーンでした。
尾野真千子も、真木よう子も入魂の演技で気迫の伝わるシーンでした。
一方、夫たちの方は、諒がまだ出してない婚姻届を、光生が持たされることになってしまい、それをめぐる二人の会話が二人らしくて良かったです。
今回のラストで灯里にバレてしまいましたが、それでも2組で温泉旅行に行くようで…
どうなることやら…
今回のエンディングダンスは綾野剛メインで綾野ファンは喜んだのでは…
毎回変わるのが面白いですね。
あと、私めはおばあちゃん子なので、自分が死んでも結夏に光生のそばにいてあげて欲しいという光生のおばあちゃん(八千草薫)の思いが、ちょっとグッと来てしまいます。
今回の評価は…
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