便所に立てこもるヤス…「とんび」第6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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前回流れた予告で今回は旭(佐藤健)の上京が描かれると分かってましたから、





どう泣かせてくれるのか、期待のハードルは否応なしに高まってしまった私めなわけですが…





TBS 日曜20時
「とんび」第6話



主演…内野聖陽
脚本…森下佳子
演出…山室大輔




結論から先に言ってしまうと泣けましたよ…
いや、しかし上手い泣かせ方でした、
やられた!って感じです。




当初は地元の国立大に家から通うと言ってヤス(内野聖陽)を喜ばせていた旭でしたが…




上京して早稲田に入りたいという気持ちの方が強まり、ヤスにもお願いします。




旭がいなくなる寂しさから、子供のようにゴネてスネるヤスでしたが…




照雲(野村宏伸)やたえ子(麻生祐未)たちがそれぞれフォローしてくれて、大学には合格、上京って運びになるわけです。




ヤスは相変わらずのヤスですが、照雲は亡き父親の跡を継ぎ、頼もしい和尚さんになっていて…





海辺でヤスの背中にホッカイロを貼り、「きっと寒くないよ、ヤス。思うより大丈夫だよ」と励ましたり、






「親だったら自分の寂しさを子供に乗っけるなよ」と忠告したり、





海雲(柄本明)が生きてたらきっとやってくれたことを、しっかりやってくれたのです。
野村宏伸の鷹揚さが何ともいいですね。しかも照雲の成長ぶりを的確に演じ分けていました。




そして、いよいよ旭の上京の朝。
親子そろって寝坊して、
二日目のカレーを慌ただしく食べた旭は、
一人暮らしになったら気をつけて欲しいことをひとつひとつ丁寧に言い始めます。




この何げないセリフに旭のヤスを思う気持ちが切々と込められていて、もうこの時点で私めの涙腺はユルユル…




ヤスはたまらず話が途中なのにトイレに入ってしまいます。





出発時刻が迫り、旭はトイレに立てこもったままのヤスにドア越しに東京に行かせてくれてありがとう…と感謝を伝えます。




返事もせずトイレで涙するヤス。
私めもついに(T_T)




佐藤健のストレートな演技にやられました。変に小細工をしない真摯さがこの人の武器です。



現代に戻って、あの時親父は二日目のカレーを食べたのか?気にする旭。
由美(吹石一恵)の息子になぜ二日目のカレーがおいしいか話して聞かせるくだりも良かったです。




二日目のカレー、おいしいですよね。
家族みんなで食べたのを思い出しました。今でも大好きです。




今回の評価は…8


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