最終回までサプライズがあるとは…
最後まで展開の読めないドラマでしたね。
NHK 火曜22時55分
「書店員ミチルの身の上話」最終回
主演…戸田恵梨香
脚本、演出…合津直枝
まずこのドラマですごかったのは、全10話すべてを合津直枝というテレビマンユニオンという製作会社のディレクターが脚本、演出を勤めたこと。しかも彼女はプロデューサーでもあるんです。
映画ではそういう作品もたまにありますが、分業化されてるテレビドラマでは極めて稀なことです。
尋常ならざる忙しさだったとは思いますが、こういう作品を作りたいという思いは完璧に近く作品に反映はされたでしょうね。
回によってクォリティーのバラつきが少なかった(第9話だけちょっとね…)のは見事というよりありません。
さて、最終回ですが、竹井(高良健吾)のもとから逃げ出したミチル(戸田恵梨香)は、バス運転手の香月(大森南朋)と出会い、
香月の妻が失踪したので困っていた母親(吉村実子)の営む食堂で働きだします。
しかし、その店に来た学生がブログにミチルさんという名前を書き、写真に姿がうつりこんでいたために、竹井に見つかってしまいます…
恐るべし竹井の執念!
…で、ミチルあてに食堂に竹井から電話が入り…ミチルは怯えて逃げ出してしまいます。
母親から言われ探し出した香月にミチルはこれまでの身の上話をすべて打ち明けます。
人殺しにからんでいるのに寛容に受け止め、一緒に住む香月。
不気味な沈黙期間のあとに香月の前に現れた竹井は…
失踪ってことになってる香月の妻は、実は香月に殺されバスターミナルの裏に埋められてるんだろう…と調べ上げてきて、それをバラすと脅します。
自分も殺してるんで、ミチルの話にもさほど驚かなかったんですね。
この役に大森南朋を起用したのが納得という急展開でした。
竹井の香月への要求は自殺しろってことでしたが、香月は差し違える覚悟で、自首し竹井の犯行も警察にバラすのでした。
大丈夫かな~、ミチル。
竹井が無期か死刑にでもならない限り、どこまでも追って来そうだけど…
ホント、高良健吾の微笑み、怖かったですね。
今回の評価は…
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