いや~~
そこまでやるかっていう沼田家の壊れっぷりでしたね。
セリフにあったように壊れるべくして壊れたわけですが…
すべての膿を出すかのような家族4人の罵りあい、それに続く破壊行為は、凄まじかったですね。
フジテレビ 水曜22時
「家族ゲーム」第8話
主演…櫻井翔
脚本…武藤将吾
演出…佐藤祐市
一家の主一茂(板尾創路)のナレーションで始まった今回。
妻の佳代子(鈴木保奈美)が株で作ってしまった1000万の損失を、義父の援助を断り自分で何とかすると大見得を切った一茂。
早期退職者の退職金リストを改ざんし、自分に1000万振り込まれるようにしますが、
そんなことバレないわけはなく、部下にクビを言い渡されます。
ついに家を売るしか手だてがなくなった沼田家。
そんな彼らに吉本(櫻井翔)は、呆れ果て出て行くと告げます。
こんな危機的状況なのに…
(一茂は)「まだメンツ!」
(佳代子は)「まだ遠慮!」
(慎一(神木隆之介)は「まだ演技!」
(茂之(浦上晟周)は「まだ変わらない!」
茂之と慎一を教育するために、
2人をダメにしている家族自体を根本的に立て直そうとしたら、
吉本がもくろんだ以上に、ダメな方向へと悪化させてしまった。
吉本が裏で操っていたことも洗いざらい明かします。
初めて気づかされる沼田家の人々。
冷淡に去っていく吉本。
あとに残った4人はこの期に及んで、まだ自分の非を認めず、お互いになじりあいます。
板尾創路や鈴木保奈美はもちろん、神木隆之介も、浦上晟周も4人が一歩もひかない自我のむき出しぶりを演じ、
実に息詰まるスリリングな口喧嘩となりました。
家族という体裁でしかなかった虚しさ。ガラスの城のようなモロさ…
佳代子は皿を割り
一茂は壁をぶち破り
慎一はソファーやクッションを切りさいなみ
茂之はペンキをぶちまけ、汚い言葉を至る所になぐり書きする…
映画のクライマックスで松田優作演じる家庭教師が暴れ回るシーンもすごかったですが…
家族が自らの手で破壊するというのは衝撃的でもありました。
沼田家はどうなってしまうんでしょう。
吉本がお前なら救えると茂之に託したようにも思えましたが…
次回はホンモノの吉本(忍成修吾)と吉本=田子の間に何があったか分かるようです。
どんな形で終わるのか先の読めないドラマです。
今回の評価は…
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