息苦しい過去の全貌…「家族ゲーム」第9話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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いや~~~見ていて冒頭からラストまでただひたすらツラい回でした。





このドラマのスタッフの徹底した潔さ、意欲に脱帽です。




フジテレビ 水曜22時
「家族ゲーム」第9話


主演…櫻井翔
脚本…武藤将吾
演出…岩田和行




まず驚いたのは今回の冒頭。
見直してみたら、タイトルバックまで実に6分半以上にわたってセリフも音楽も一切なし。





崩壊後の沼田家の人々が何をしているのかを、ただただ見せていくのです。





同じ屋根の下で、同じ場所に居合わせても全く会話無し、それぞれが好き勝手にしている虚無感が、ひしひしと伝わる6分間でした。





なかなかここまで思い切ったことはできないものですが、感心しました。





そして、今回のメインは田子雄大(櫻井翔)の教え子で、吉本荒野(忍成修吾)が寝たきりになった事件にも関係していた沙良(忽那汐里)が慎一(神木隆之介)に語る事件の全貌。





これがあまりにも救いのない惨たらしい話で…




見入ってしまい、気がついたら終わり近くになっていました。




ホンモノの吉本荒野のなんと骨の髄まで腐った人間であることか…




こういう卑劣な人間を演じさせたら無類のうまさを見せる忍成修吾だけに…




追い込まれていく真田くんが、ホント可哀想で可哀想で…




最初は守ると言ったのに、結局守ってあげられなかった田子のツラさが、痛いほど伝わりました。




死ぬ直前に真田くんが言う、もっと強くなりたかった…という悲痛な叫びが耳の奥に突き刺さるようでした。




田子は、
慎一を吉本荒野のような怪物に…
茂之(浦上晟周)を第二の真田くんに…
したくはなかったんだなと分かる気がしました。





最終回が楽しみです。






今回の評価は…7





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