刑事ドラマの手詰まり感…小澤征悦「TEAM」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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刑事ドラマもいろんなものをやってきて、今までのものと差別化するのに苦労してるな~というのが、今クール特に感じられて…





特に「相棒」をはじめ「科捜研の女「京都地検の女」」「警視庁捜査一課9係」といったシリーズものを繰り返し繰り返し放送してきたテレビ朝日は、新たな刑事ドラマを生むのに苦しんでいる感じがします。





だから「BORDER」みたいに死者と話す刑事の話にしたり、このドラマのようにやたらとアクの強い管理官の話にしたりしてしまうんですね。






いずれも視聴率は1ケタスタートでしたが、
それなりに作品はよくできていても、そこに行かなくてもいいのに…感は強いんですよね。
それが視聴率にもあらわれているように思います。





テレビ朝日 水曜22時 
「TEAM~警視庁特別捜査本部~」第1話


主演…小澤征悦
脚本…吉本昌弘
演出…猪崎宣昭




他の刑事ドラマでもよく出てきますが、ややこしい殺人事件が起きると、それが起きた所轄署内に帳場と呼ばれる捜査本部が作られます。




そこに警視庁から捜査一課の刑事たちが出張って行き、捜査全体の指揮を取るのが、バリバリの警察官僚がなる管理官なんです。






このドラマはその管理官である佐久(小澤征悦)を主人公にして、捜査本部で一課の刑事や所轄の刑事を動かしながらいかに事件を解決するかを描いています。






…で、その佐久という男なんですが、これが相当アクの強い男で唯我独尊的な傲慢キャラ。刑事たちに勝手なことはさせず、
お前らはコマだと面と向かって言うような男なんです。




当然、所轄の人間は腹を立てますし、捜査一課の刑事たちも面白くありません。





これまでにない険悪ムードの捜査本部になるわけです。





まぁ、本来昔見た刑事ドラマは好きでも最近のは好きではない私めは、これぐらいひねくれた刑事ドラマならキライではないんですが、





さて、それが面白いかというと、まだ各回のエピソード次第かな…という気はしています。




前クールの「隠蔽捜査」で古田新太が演じていた伊丹に比べて、同じ刑事部長でもやけに老けてる谷中刑事部長が、





西田敏行が演じているだけあって、一癖もふた癖あるタヌキおやじで、それが裏で暗躍する感じが面白いなと思いました。






その谷中が佐久のそばにつけて逐一報告させている運転手(塚本高史)の存在も、ちょっと面白くしてくれそうです。





記事は書かなくなるかもしれませんが、しばらく見てみようかとは思ってます。






今回の評価は…3



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