春クールのドラマで私めが最終回まで見続けたものを対象に選ぶ
ドラマアカデミー賞。
続いては…最優秀主演女優賞です。
ノミネートされたのは4人の女優。
まずは…
「極悪がんぼ」 尾野真千子
クセモノぞろいのおじさんたちの中にあって
ヒロインたりえただけでも敢闘賞ものです。
尾野真千子らしさは出せていたと思いますが、作品が(特に脚本)がイマイチでした。
「花咲舞が黙ってない」 杏
このドラマの成功で今や米倉涼子と並ぶ視聴率女優の座についた感があります。
偉そうな男ども相手に「お言葉ですが…」と楯をつくさまは、この人の芸質に合っていて、
うまく特性を活かした当たり役となりました。
「続・最後から二番目の恋」 小泉今日子
やはり、この役はキョンキョンにぴったりです。
今回もアラフィフにさしかかった独身キャリアウーマンのリアルを
イキイキとかつしみじみと演じていて見事でした。
「アリスの棘」 上野樹里
かつての名作「ラストフレンズ」でも見せた陰影に富んだ演技を
今回久しぶりに見せてくれました。時に良心にさいなまれながらも復讐を続ける
ヒロインの苦悩を繊細に演じてその力量を改めて知らしめた感があります。
以上、4人の中から今回最優秀主演女優賞に選ばれたのは…
上野樹里 「アリスの棘」
小泉今日子には今回は席を譲ってもらって、上野を選びました。
「のだめ…」の印象があまりに強いため、ああいう女優のように受け取られがちですが、
そればかりではないことを今回示したのは、彼女にとっても良いことだったと思います。