夏ドラマのアカデミー賞。続いては最優秀助演女優賞…
ノミネートしたのは以下の5人。
吉田羊
「HERO」
これまで多くの人が、気になる女優さんだけど、名前までは…くらいだったのが、このドラマで知名度が飛躍的に上がったことでしょう。そんなあたり役でした。
プライドが高い割に、女性らしさをちらつかせる女検事を魅力的に演じました。オファーが殺到していることでしょう。
長澤まさみ
「若者たち2014」
記事にも書きましたが、このドラマでは蒼井優、満島ひかり、長澤まさみとほぼ同年代の3人が揃い、演技を競ったわけですが、
その3人の中では、今回長澤まさみに軍配を上げたいと思います。
終始抑えめの演技で陰を引きずった多香子という女性を演じきりました。
大人の女優への成熟の一端を垣間見せてくれました。あと、歌手志望だったという役なので弾き語りを披露しましたが、その歌唱力に驚かされました。いまだに吹き替えだったのでは?と疑ってしまうほどです。
橋本愛
「若者たち2014」
演技力のあるお姉さま方が出ている中で、その存在感を鮮烈なものにしていたのはお手柄です。
特に女優にめざめて、「飛龍伝」のセリフを言うシーンにはグイと引き込む力があり、やはり橋本愛はただ者ではないと改めて感じました。
伊藤歩
「昼顔」
彼女が演じた北野の妻、乃里子の活躍無くして、このドラマの終盤の盛り上がりは無かったであろうと思われるナイスジョブてした。
健気な役の多かった彼女の一皮むけたキレっぷり、凄みがドラマを面白くしてくれました。
財前直見
「家族狩り」
怪しいオーラをプンプン出してましたが、犯人と分かってからも、静かな狂気が不気味で引き込まれました。
それまで停滞していたドラマを終盤再びスリリングにするのに、大いに貢献しました。
以上、5人の中で最優秀助演女優賞に選んだのは…
長澤まさみ
「若者たち2014」
何をやっても長澤まさみは長澤まさみだなと思わせられることの多かった彼女に、ここまで演技力で感心させられたのは初めてかもしれません。
主演で頑張るよりちょっと脇で、引き締める側に回るのも、今後はいいかなと思います。