どっちもイケる芸達者たち…「ごめんね青春!」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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いわゆる芸達者と呼ばれる役者さんはシリアスもコミカルも両方イケる人が多いわけですが、






このドラマが見ごたえあるのは、メインの錦戸亮と満島ひかりの健闘もさることながら、そういった芸達者たちの臨機応変、融通無碍な演技による盛り上げのおかげでもあるのです。






TBS 日曜21時
「ごめんね青春!」第5話


主演…錦戸亮
脚本…宮藤官九郎
演出…山室大輔




三女の校長の斉藤由貴、東高の校長の生瀬勝久、養護教諭ドンマイ先生の坂井真紀、平助(錦戸亮)の両親の風間杜夫、森下愛子。






この5人の自分に与えられたしどころでの仕事っぶりは見事と言うよりありません。





今回でいえば、懺悔室でりさ(満島ひかり)の悩みを聞く斉藤由貴のリアクションのうまさ。





同じく地元のFMでDJもやっている校長の生瀬勝久とそうと知らずに相談するりさの満島ひかりとの掛け合いの面白さ。






回を追ってこの校長のDJのくだりがどんどん面白くふくらんでいるのは、生瀬の力量あってこそです。





そして今回の一押しキャラは前回ラストで、平助の兄一平(えなりかずき)とのまさかの恋愛関係が明らかになったドンマイ先生。





一平が結婚しているとも知らずにのめり込んでしまっていて、ラストに結婚していることを知りワナワナするまで、





イタい感じを思う存分に演じていて、坂井真紀が久々にのびのびと真価を発揮していて、見ていて嬉しくなります。






そんな脇キャラに囲まれ、今回のメインエピソードはチビクローズ(矢本悠馬)の面子のために西高と戦うべく、共学クラスが駅伝に出ることになるという話。





そこにまさかのゆるキャラをからめてくるあたりがクドカンの才気で、



 
駅伝よりゆるキャラを任されているのを全うしようというチビクローズに、元々チビクローズのための駅伝だったのに…と腑に落ちない生徒たちを





平助とりさが、それが青春だとまるめこむシーンは、感心させられました。






オーケストラの名指揮者のように、キャラ1人1人の長所をうまく引き出すクドカンの鮮やかな筆さばきと言えるでしょう。






今回の評価は…4



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