群像劇として面白くなることに期待…「ホテルコンシェルジュ」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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初回だからちょっと頑張りすぎたきらいはありましたね。

2組の宿泊客のエピソードを盛り込んできましたが、欲張りすぎで、どちらか1つももっとじっくり描いても良かったのでは…とも思いました。





しかし、先に裏の「HEAT」を見た後に見たので、こちらの方が面白く感じられて評価が甘めになってしまうかもしれません。






TBS 火曜22時

「ホテルコンシェルジュ」 第1話


主演…西内まりや

脚本…松田裕子

演出…今井和久




こんなにホテルのコンシェルジュって何でもやらなきゃダメなのか?

ロビーから離れて走り回っていていいのか?




…なんて疑問がわきましたが、それを吹き飛ばすだけのテンポの良さから来る強引さがありました。





2つのエピソードがあって片やモラハラ夫(矢柴俊博)に悩むカリスマデザイナー(鈴木保奈美)の誕生パーティー。片やカノジョ(浅見れいな)の誕生日にサプライズでプロポーズをしようとする花屋さん(尾上寛之)のドタバタ。






エピソード的にはプロポーズの方が面白かったですが、なまじ鈴木保奈美の存在感が強すぎるため、霞んでしまいがちになるのが気の毒な気がしました。






客の要求をかなえるためにはコンシェルジュ一人の働きではどうすることもできず、シェフ(敦士)はもちろん、フローリスト(武田航平)や、ベルボーイ(小関裕太→「ごめんね青春」のコスメ)、フロントクラーク(山田裕貴→「スターマン」の安藤くん)、客室係(夏菜)や施設係(浅利陽介)まで、さまざまな役割の人々の助けを借りてこそできるという描き方が、ホテルを舞台にしたドラマならではの面白さで、






そのドタバタぶりは現実味は薄いものの気楽に楽しんで見ることができました。







そんな若者たちのドタバタとは別に、伊武雅刀や高橋克典、若村麻由美らがグッと引き締めてくれているのも、抑えがきいていていいわけで、







特に西内まりやと三浦翔平の間におさまった尾美としのりの程の良い頼もしさといったらありませんでした。






西内まりやはまだ力の入りすぎですが、初主演ですからその気負いは仕方ないでしょう。

そのひたむきさは役そのもので好感は持てました。






初回の評価はちょっと甘めで…4






プロフェッショナルたちの群像劇が私めは好きなんですね、たぶん。

今後はエピソードを1回の中に詰め込みすぎないようお願いしたいです。