とにかく初回が怒涛の展開でスゴすぎたから…というのもあるんですが、このドラマの息切れ感というか、パワーダウンは顕著すぎますね。
前回は里見(松坂桃李)がカラ(菜々緒)を追い掛け回すだけの回でしたが、今回は里見がカラの住家を探り出したら、それがカラにバレて、逆に自分のマンションに忍び込まれ盗聴器を仕掛けられちゃう…という何とも間抜けな話でした。
フジテレビ 火曜22時
「サイレーン~刑事×彼女×完全悪女~」 第5話
主演…松坂桃李
脚本…佐藤嗣麻子
演出…本橋圭太
里見の出番が増えれば増えるほど、里見のダメっぷりばかりがクローズアップされて、主人公としては魅力が失せる一方ですね。
今回もカラのことを探るために素人の女性2人に協力を頼むことからして、何をやってんだか…だし、
ちゃんと猪熊(木村文乃)に話をして、二人で協力して探ればいいのに…としか思えませんでした。
猪熊の努力で里見とカラを結びつける線は見えたのですが、なぜ恋人を殺されたらしいカラが里見や猪熊に執着するのかは、まだ見えてきません。
いい加減じれったくなってきたので、話を先に進めて欲しいんですけどね。
カラの凄みもだんだん薄れてきてしまっているし…。
ちょっとこのドラマ、スタートダッシュを頑張りすぎたとしか思えませんね。
しかも、里見や猪熊のキャラを視聴者にすりこむ前に刺激的なカラをグイグイ見せたので、いまだにメイン2人のキャラが強く打ち出されていないまま。
その状態でストーリーも進まないとなると、イライラがつのるばかりです。
次回あたりから動くんでしょうか?
今回の評価は…