病理医というのは、顕微鏡を覗いて患者の病気を見きわめるのが仕事なので、
原作のようにコミックならまだしも、映像重視のドラマでは、顕微鏡を覗いてばかりいさせては面白くなりません。
そこをどう切り抜け補強して面白くするかが脚本、演出の知恵のしぼりようだと思いますが、なかなかそこがうまくいっていません。
フジテレビ 水曜22時
「フラジャイル」第3話
主演…長瀬智也
脚本…橋部敦子
演出…城宝秀則
今回は岸(長瀬智也)に強力なライバルが現れる!という触れ込みで、消化器内科のエース中西(中村俊介)という医師が登場。
優秀なだけにプライドが高く、自分の見立て通りになるまで、患者の負担もないがしろにして内視鏡検査を繰り返す中西を、最終的には岸がやりこめる…という話。
中西が岸にとって手ごわい相手であればあるほど面白くなるはずなんですが、
どうもその対立がドラマチックにならない…
真実にたどりつくまでに二転三転するような展開がないからなんでしょうか。
盛り上がらないんですよね。ドラマの中盤がだら~っとしてしまう。
我慢強く改善を待ちます。
今回の評価は…