このドラマはこれまでの大河ドラマの戦国ものではあまりフィーチャーされなかった人物を個性的に描いてくれて、それが新鮮で面白いんですね。
これまでの放送で言うと、武田勝頼(平岳大)とか滝川一益(段田安則)とか、北条氏政(高嶋政伸)とか、いずれも魅力的に描かれてきました。
…で、今回は上杉景勝(遠藤憲一)が人間くさく個性的に描かれて、面白い回でした。
NHK 日曜20時
「真田丸」第12話
主演…堺雅人
脚本…三谷幸喜
演出…田中正
今回は以前、手ひどく裏切った上杉をまた懐柔するために、信繁(堺雅人)は昌幸(草刈正雄)に命じられ人質として上杉のもとに送りこまれます。
そこで景勝の人間性にふれ、心酔し絆を深めるのですが、景勝がええ格好しいで行動が伴わない人であるのが面白かったです。
コワモテの遠藤憲一が演じているので、またひねりがきいていて、偉大な謙信の跡を継いだものの、それほどではない悲哀が漂っていて、魅力的な人物になっていました。
この先も景勝をどう描いてくれるのか興味深いところです。
今回の評価は…