タヌキおやじの班目所長…「99.9」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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前回は大したトリックではなかったし、今回も犯人はバレバレではありましたが、






日曜の夜に家族で見て楽しめる、「普通に面白い」作品に仕上がってました。
視聴率が高いのもそのへんの割りきった作り方の成功なのではと思います。






TBS  日曜21時
「99.9~刑事専門弁護士~」第2話

主演…松本潤
脚本…宇田学
演出…木村ひさし



堤幸彦の門下で、「TRICK」シリーズや「ATARU」や「民王」を演出してきた木村ひさしがこのドラマの演出チーフ。






初回を見終わった時は「えっ?これ演出は木村ひさしだったの?」と驚くほど、木村ひさしにしてはおふざけの少ない神妙な演出でした。






しかし、今回は気が楽になったのか、だいぶいつもの木村ひさしっぽさが出てきて、小ネタが散りばめられてましたね。






前回は冤罪をめぐっての検察との戦いでしたが、今回は殺人を犯した思われる青年(風間俊介)からの依頼。






調べていくなかで真犯人が浮かび上がってくるという仕組み。(真犯人は大和田伸也の息子さんでしたね)





前回以上に変人ぶりを前面に出した深山(松本潤)と、深山に振り回され腹を立ててばかりの佐田(香川照之)との掛け合いが更に面白味を増しています。






松本潤自身の持つ面倒くさいまでの細かさや、それでいて豪胆さ、人懐っこさ。そういったキャラクターが役にうまく反映されてます。






とはいえ、今回最も良かったのは、孫が被害者で実は過去にその孫の強姦事件をもみ消し、今回も穏便に解決させようとしたクライアント(国広富之)を、佐田と共にやりこめた班目所長(岸部一徳)。





きなくさいものを感じていて、クライアントとは手を切ろうと目論み、ライバル会社との新たな取引を裏で進めていたというタヌキおやじぶり。





まさに岸部一徳の真骨頂で、そのくだりが一番良かったです。
岸部一徳、はずしませんね!







今回の評価は…4