事もあろうに彼女を作って鼻をあかしてやろうと思っていた和田(北村一輝)本人に、恋愛の指南を受けることになった零治。
今回は、和田からの指示を素直に実行しながら、うまくいったりいかなかったりで一喜一憂する零治の姿がコミカルに描かれました。
日本テレビ 水曜22時
「世界一難しい恋」 第4話
主演…大野智
脚本…金子茂樹
演出…菅原伸太郎
なかなかてんこ盛りの第4話でしたね。
冒頭のなぜ零治と村沖(小池栄子)と石神(杉本哲太)トリオは、今の関係性になったのかを明かす過去のシーンもなかなか面白かったです。
零治の実家の旅館で優秀な仲居さんだったのに、職場不倫をしてクビになりかけた村沖を、秘書として零治が拾ってあげた…というエピソードで、今の村沖のなんとか零治を幸せにしたいという思いがよく分かったし…
これまで零治の仕事面の優秀さがイマイチ明確でなかったのも、前回より更にはっきりと描かれ、仕事の面と恋愛の面のギャップを際立たせました。
石神の過去のシーンでのパンチパーマがやけに気になりましたが…(笑)
…で、現在になって和田の指示のもと、静岡のホテルの優秀なシェフを引き抜くための交渉に行くのに、
美咲(波瑠)を同行させ、その旅先で告白をするというプロジェクトが実行されていくのでした。
美咲がお供に選ばれるのを不自然にしないため、マジックのトリックでくじ引きをさせたり…と、その苦労ぶりが微笑ましく、
キノコの写真を褒められて、歓喜の声を上げながら、海に向かってつい走ってしまうところとか、ちょっとやりすぎな面も無きにしもあらずですが、
大野智が変に照れたりせずノリノリのピュアさで演じているので、見ているこちらも照れくさくはならないのです。
波打ち際で足が濡れて「ぬるい…ぬるい…」と言うところは、アドリブくさかったですが、吹き出してしまいました。
しかし、ディナーの時に「好き」と言うのも、別れ際に花束を渡すのも、どちらもうまくいかなかった零治は、ひどく落ち込み、諦めムードに。
零治という男のデリケートさがよく伝わり、つい同情してしまいます。
…ところが、メダカの孵化を見ながら、一緒に見ていた美咲にふと「好きだ」と言えてしまうのです。
さすがの美咲もやっと零治の思いに気付いたわけで、次回以降がグッと楽しみになりました。
今回の評価は…