孤独でさびしい秀吉の死…「真田丸」第31話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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これまで、信長や家康と並んで何度も何度も大河ドラマに登場している秀吉ですが、





三谷幸喜はこれまでにないユニークな秀吉像を創造し、小日向文世の好演もあって、大阪編は見ごたえのあるものになりました。





今回はついにその秀吉の最期が描かれましたが、期待通りユニークな三谷幸喜の新解釈による死に様でした。






NHK  日曜20時
「真田丸」第31話

主演…堺雅人
脚本…三谷幸喜
演出…木村隆文




栄華を極めた一代の英傑の死にしては、それはあまりにさびしく、わびしいものでした。





誰も枕べに付き添っていない深夜に、それが消えたら自分は死ぬと思い込んでしまっている蝋燭の火が消え、





うろたえたら苦しくなり、人を呼ぼうと呼び鈴を鳴らそうとするも、呼び鈴は床に落ちてしまい…






ベッドから転げ落ち、拾おうと這いずるもかなわず息絶えるというもの。






誰にも看取られない孤独な死…というのはこれまで一度も無かったでしょう。





寧(鈴木京香)か茶々(竹内結子)は大抵いますからね。





わびしく哀れなのは死に様ばかりでなく、秀吉死後のことを有利にしようと家康(内野聖陽)と三成(山本耕史)が遺言を無理やり書かせるくだりも哀れさを感じました。





秀吉の晩年をここまで辛辣に描き出した作品はかつて無かったと思います。






しかし、このドラマ不思議なのは、登場してもおかしくない前田利家や黒田官兵衛が全く出てきませんね。





茶々の妹で秀忠(星野源)の嫁になった江も含めて、これまで大河で主人公になった人物は避けてるんですかね。






さすがに直江兼続は出てますけど…。






秀吉がいなくなってまたキナ臭い戦乱が始まりますが、三谷幸喜がどう描くか?特に関ヶ原の戦いの描き方が気になります。






真田は秀忠軍を足止めさせる重要な役割を果たすんですけど…






今回の評価は…4