役作りしすぎた織田裕二の怪演…「IQ246」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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第1話の放送後、ネット上で賛否両論騒がれているこのドラマでの織田裕二の演技。





どうもその突飛な役作りは、本人によるものなんだそうですが、役作りしすぎたな~としか思えない怪演で、







この演技を受け入れられるか否かを、視聴者は試されるドラマです。








TBS  日曜21時
「IQ246」第1話

主演…織田裕二
脚本…泉澤陽子
演出…木村ひさし





ビックリしましたね。織田裕二演じる法門寺のしゃべり方。





「古旗任三郎」の田村正和と、「相棒」の水谷豊、「オリエント急行殺人事件」の野村萬斎の演技を足して3で割ったような…。






「世界陸上」の中継で興奮すると織田裕二が時々奇声のようにあげる高い声。






あれをベースに妙な抑揚をつけてしゃべるんです。






織田裕二なりの貴族の末裔で浮世離れした天才のしゃべり方をイメージして、そうなったんでしょうが…。





スタッフは誰も物申せなかったのか?
「いいっすね~」で受け入れざるをえなかったのか?





織田裕二って、こうと決めたら頑固そうですからね。
さぞ、大変でしょう。






役作りするならむしろ、屋敷にばかりいるのであまり日に当たらず色白って方に頑張って欲しかった。





織田裕二が健康的に色黒なのがしゃべり方ほどではないにせよ、気になりました。







執事役のディーン・フジオカの方が貴族的な風貌というのも困りもので、肌がやけにツヤツヤしてる分、






アップになると織田裕二の肌の劣化やシワが気になり、なるぺくならアップを減らした方がと思ってしまいました。






そのディーン・フジオカですが、セリフが少なめな役で、たたずまいは良いし、ディーン自慢の武術も披露でき得な役です。






それに比べて、法門寺のお目付け役となる女刑事役の土屋太鳳は、いろいろ過剰に頑張りすぎていて、見ていて痛々しく思えてしまいました。







そこへいくと、変わり者の監察医役の中谷美紀は、変わり者をナチュラルに演じ違和感のない手練れぶり。





流石!の一語でした。「ケイゾク」とかで気心知れたスタッフというのもあるでしょうけど。






さて、肝心の中身ですが、法門寺の天才ぶりを速射砲のように推理を披露するなど、印象的にテンポよく見せたり、






随所に工夫があり、脚本も演出も悪くはないのですが、






何しろ、織田裕二が…。
だんだん慣れるもんなんですかね。






今回の評価は…3







それにしても、初回のゲストが「振り返れば奴がいる」の時の石黒賢で、善悪逆転してるのは洒落てましたね。