やはりこういう変人キャラを演じると阿部寛は良いですね。
「IQ246」と似てはいますが、こちらの方がスンナリと見られました。
ＮＨＫ 土曜22時
「スニッファー 嗅覚捜査官」第1話
主演…阿部寛
脚本…林宏司
演出…堀切園健太郎
「IQ246」の主人公の法門寺は天才的な頭脳で推理する…というちょっとフワッとした設定なんですが、
こちらは嗅覚に特化して、嗅覚で何でも分かってしまうというところが魅力です。
誰と誰がどのくらい前にキスしたとか、
犯行はどのように行われたとか、
脳内物質の分泌で考えてることまで分かってしまうとか…
この場合、ホントかよと疑うのは野暮というもので、へ～すげぇなと乗っかることにしてます。
ＮＨＫにありがちな映画っぽくしたい気満々のやけにスタイリッシュな映像は気になりますが、
林宏司の歯切れのいいツボをおさえた脚本は秀逸です。
いい歳なのに独身のマザコン刑事小向(香川照之)もなかなか愛すべきキャラになってます。
吉行和子演じる母親とのやりとりは面白くなりそうですね。
このぐらいのものを民放の良い時間帯に放送してもらいたいのですが…。
そうそう、今回の犯人役の劇団ひとり、劇団ひとりっぽさが微塵もなくて、演技力を感じさせました。
今回の評価は…
