三谷幸喜らしい室内劇…「真田丸」第43話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマの脚本の三谷幸喜はそもそも劇作家なので、映画やドラマでもワンシチュエーションの室内劇を得意としています。





映画でいえば「ラジオの時間」、ドラマでは「王様のレストラン」などはその典型例ですが、






今回は大坂城内での軍議にほぼしぼられ、そこで個性的な人物のぶつかり合いがあり、見ごたえのある面白い回でした。





NHK  日曜20時
「真田丸」第43話

主演…堺雅人
脚本…三谷幸喜
演出…小林大児





徳川軍との戦いが迫る豊臣軍。難攻不落の大坂城に籠城するか、こちらから攻めて行って家康の首を取るか、秀頼(中川大志)の御前で軍議が行われます。






茶々(竹内結子)の意向もあって、その場の空気は籠城策に傾いている中、






幸村(堺雅人)はひとり異を唱え、京にいる家康を攻めるべきと主張します。





今回はさながら三谷幸喜が好きな(私めもですが…)「12人の怒れる男」さながらに、






幸村に同意する人を増やしていき、最終的には軍議では幸村の策を取るに至ります。





そのやりとりの中で五人衆と呼ばれる面々それぞれの、なせ豊臣軍で戦うのか?の理由が浮かび上がってくるという仕組み。





せっかく軍議で決まったことを後で茶々があっさりと覆してしまう皮肉なオチも含めて、三谷幸喜の脚本の妙を堪能しました。






今回の評価は…4