続いては年間最優秀主演男優賞の発表です。
各クールの受賞者を振り返ると…
冬クール
高良健吾
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」
地方から出てきた青年が、時が過ぎて変貌してしまうさまを演じ、そのインパクトには目をみはりました。
来年はどんな役を演じてくれるか楽しみな人です。
春クール
松本潤
「99.9~刑事専門弁護士~」
長年、「花より男子」の道明寺という最大のハマり役の呪縛から解放されなかった松本潤が、
ようやく肩の力が抜けて、自分らしさを出せる新境地を開く役に出会えた感じでした。
ちょっとシニカルな感じが入っているのも面白いものがありました。
夏クール
該当者なし
秋クール
松岡昌宏
「家政夫のミタゾノ」
女装した家政婦という役を、どぎつくなく演じたところに松岡昌宏の力量を感じさせました。
下品だと汚ならしくて見れたものではありませんからね。
以上、3人の中から年間最優秀主演男優賞を選んだのは…
該当者なし
今年は年間最優秀に選びたいほどの人はいませんでした。
残念ながら。
実力のある役者さんはあまたいるのに、彼らを十分に生かせる作品を作れないという製作スタッフ側の問題が露呈した1年とも言えます。