クリーンな人権派ぶっていながら、実は卑劣な悪徳政治家を例によって、こってりと演じてくれているので、
ヒロイン琴音(剛力彩芽)との対決色が高まり、面白くなってきました。
テレビ朝日 金曜23時15分
「女囚セブン」第6話(5/26)、7話(6/2)
主演…剛力彩芽
脚本…西荻弓絵
演出…豊島圭介(6)、瑠東東一郎(7)
6話は内藤の腹心である女性政治家の秘書だった楠瀬(山口紗弥加)が、
心酔し、同性愛感情にあったその政治家に、実はいいように扱われ、罪をかぶらされたことを悟り、
琴音の味方になって出所するまでが描かれました。
山口紗弥加がいかにもな感じで安定した上手さなので、木野花の回同様に安心して見ていられました。
女性政治家は内藤の愛人気取りですが、内藤は彼女も利用しているだけで。キスした後に口をすぐに拭くのが、高嶋政伸のアドリブっぽくて、こういうところのアクの強さが独特です。
第7話は百目鬼(宍戸美和公)が刺され、琴音が犯人にされ、他の女囚たちが私がやりました…と続々言って救うという展開でした。
これまで毎回、彼女たちに琴音が言ったことを逆に言われるというのが、洒落てました。
よく出来た脚本ですね。
内藤にいいようにされたように見えて、楠瀬のアシストで、内藤に一泡ふかせたのが痛快でした。
しかし、ラストの感じだと琴音と内藤は親子ってことなんでしょうか?
内藤は徹底的にこらしめて欲しいですけどね。
第6話、第7話ともに評価は…