芸術祭参加のドラマなんだ…(苦笑)「民衆の敵」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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関東地区では、今夕方に映画「ミックス」の宣伝のため、同じ古沢良太脚本・石川淳一演出の「デート」を再放送しており、やっぱり面白いな~と感心しています。





もし、このコンビがこのドラマを作っていたら、もっと面白いものになったのでは?
と思えたりもしました。






面白くなる要素はあるのに残念な作品になっていました。







フジテレビ 月曜21時
「民衆の敵~世の中、おかしくないですか⁉~」第1話

主演…篠原涼子
脚本…黒沢久子
演出…金井紘




このドラマの最大の失敗は、ヒロインがパート先をクビになり、同じ日に夫(田中圭)もクビになり、議員になると月収がいいからと市議選に立候補するってところ。






金のためなのか?ってなると、いくらイイこと言っても、素直に乗っかれないんです。
てっきり主婦が義憤から立候補するって思っていたので、ガッカリでした。






この手のドラマで難しいのは、突飛な設定をあくまでフィクションとして、ぶっとんで描くか、リアリティーを重視してあり得なくもない話として描くかのさじ加減。





どちらかに振り切った方がいいのに、この作品は中途半端。篠原涼子のキャラクター設定からして突飛なので、もっと遊んで、ここぞというくだりだけグッと引き締めればいい…





そのメリハリが上手くいってませんでした。
あのくらいの主婦が立候補しても、票を集められるほど有権者は甘くないですからね、現実は。






それが簡単にかなうという夢物語は、このドラマでは絵空事にしか見えませんでした。
政界のプリンス(高橋一生)は市議選なんか出ないだろうし、元アイドルの議員(前田敦子)っていうのもなんだかな~だし、






面白そうなのは市議会のドン役の古田新太と小池百合子みたいな市長役の余貴美子の戦い。
そこにヒロインがどうからむか?
篠原涼子はいつもの篠原涼子。啖呵というか、主張で聞かせるくだりは強みでした。







今回の評価は…