キタサンブラックに感動した日の夜に…「陸王」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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私めが遅まきながら競馬ファンになってから初めて念願の有馬記念に行ってきました。
仕事がら年末のこの時期は忙殺されがちで、これまで行けなかったのです。







北島三郎オーナーの夢を背負ってラストランでキタサンブラックの勝利、素晴らしかったです。
半世紀以上も馬主を続けてきた北島さんが、ようやく生み出すことができた名馬。
感極まる北島さんの歓喜の涙にもらい泣きしました。






その夜、奇しくもリアルタイムでこのドラマの最終回を見ました。
これまで、特に後半は感動しにくかったのですが、最終回は素直に感動することができました。







TBS  日曜21時
「陸王」最終回

主演…役所広司
脚本…八津弘幸
演出…福澤克雄






日本人はマラソン、好きですよね。
正月の箱根駅伝の視聴率のスゴさとか、その象徴ですが、24時間テレビのマラソンとかもそうですよね。







そこに日本人好みのドラマがあるんですよね。
その日本人ならではの琴線を、このドラマの最終回は刺激しました。






弱小のランニングシューズ開発を始めたばかりの足袋屋の人々が、心血を注いで作ったシューズ「陸王」
それが湯水のように開発予算を使い大手シューズメーカーが開発したシューズに勝ち、茂木(竹内涼真)に履いてもらい、茂木もライバルに勝ち、フルマラソン復活を果たす。







弱者が強者に刃向かい一矢を報いる。池井戸潤作品おなじみのカタルシス。
それをたっぷり感じられる最終回でした。
関東地区の視聴率20%超えたのも納得の内容でした。






キタサンブラックも高額で馬主に買われ、贅沢な設備で育てられ、高額をかけて世話され、世界的な騎手が騎乗する良血馬たちに勝ってきたんです。
おびただしい数の馬をコツコツと育ててきた北島三郎オーナーの夢をのせて。






茂木が自分がどん底のときに支えになってくれ応援してくれたこはぜ屋の人々に感謝するくだりは感動的でした。






抑えた演技で思いをこめた竹内涼真に感心しました。
「過保護のカホコ」に続き、彼はこのドラマ出演でまたグイグイ進歩しましたね。
今年一年で飛躍的に役者ぶりが上がりました。来年も活躍が期待されます。







主演の役所広司がキャストを引っ張り、座長たる存在感とリーダーシップを見せた作品となりました。







最終回の評価は…