ノミネートされたのは以下の男優さんたち。
「監獄のお姫さま」
伊勢谷友介
これまでストイックな役やエキセントリックな役を演じてきた伊勢谷友介を、なるほどこういう使い方をするかと、そのサディスティックな使い方に感服しました。
また、良くそんな仕打ちに伊勢谷も乗っかって演じたな、とその真面目に演じるコミカルな演技が新鮮でした。
主要人物の回想シーンに、さまざまなキャラで登場するのも楽しみの１つでした。
「刑事ゆがみ」
神木隆之介
真面目で堅物で童貞の羽生という若手刑事を、主演の浅野忠信と絶妙なコンビネーションで魅力的に演じました。
しかも、弓神の影響を受けて変わっていく変わりようも的確に演じて力量の高さを示しました。
「ブラックリベンジ」
佐藤二朗
最近はおとぼけキャラや善人キャラを演じることが多かったのですが、今回は憎々しいキャラを気合いを入れて演じ、
そのヒールっぷりの良さで、このドラマは後半の面白さが際立ちました。ビル屋上から飛び降りるのも衝撃的でしたね。
こういう復讐ものは、復讐対象のヒールがいかに憎々しいかがいかに大事かがよく分かりました。
「コウノドリ」
大森南朋
今シリーズでは、年齢も組織内での立ち位置も自分に近い大森南朋演じる今橋に大いに共感するものがありました。
医師不足による現場の疲弊に憂慮し医師確保に奔走したり、それなのに自分のキャリアアップのために離れていく部下たちの背中を押したり…
淡々とした中に込められた今橋の深い思いが、大森南朋の演技からはにじみ出ていました。
「先に生まれただけの僕」
風間杜夫
アクの強い脇役陣がズラリと揃ったこのドラマで、圧倒的な存在感を示したのが風間杜夫演じる事務長でした。
怪演レベルの高嶋政伸や荒川良々をも寄せ付けないほどの鳴海校長への迷参謀ぶり。
ベテランならではの融通むげな演技から醸し出されるユーモラスさは、「ドクターX」の西田敏行と双璧でした。
以上、個性的な5人当たり中で最優秀助演男優賞に選ばれたのは…
「監獄のお姫さま」
伊勢谷友介
伊勢谷友介を乳首でいじるって…(笑)
最終回で見せた悪人っぷりも良かったし…
今回のこの役で伊勢谷友介、コミカルな演技に目覚めたかもしれませんね。