怒らずにはいられない妊婦…「透明なゆりかご」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回も素晴らしい出来でしたね。
涙や感動を殊更に煽り立てない、このドラマは私めの好みのドラマです。



今回はこれまでに増して重くツラい内容でしたが、ウルウルしながら深い感動に浸りました。




NHK  金曜22時
「透明なゆりかご」第3話

主演…清原果耶
脚本…安達奈緒子
演出…柴田岳志



今回のサブタイトルは「不機嫌な妊婦」。
演じるのは田畑智子。外来に来てはガミガミとアオイ(清原果耶)に噛みつき、





最初はモンスター妊婦さんの話かな…と思うのですが、彼女の不機嫌だったり、医師や看護師を信じようとしないのには理由があって…という展開。





実は妊娠が分かったら、夫が急性虫垂炎になり、麻酔による合併症で低酸素脳症になってしまい、意識不明の昏睡状態でいつ死んでもおかしくないってことなんです。





医療ミスかどうか曖昧なところで、妻は怒りのやり場が無いってわけです。





たかが盲腸って軽く考えたら、こんな恐ろしいことも起こるんですね。




妊婦さんの事情を知ったアオイは何でも聞いてあげ、怒られもし、陣痛が始まったら懸命に寄り添います。





二人の関係の変化が微笑ましくも描かれました。
清原果耶が不器用ながら懸命に寄り添う姿、そのまっすぐさに打たれましたし、田畑智子が実に良い演技でしたね。やはり腕のある女優だと改めて惚れ惚れしました。




意識がなく、恐らく聞こえていないだろう夫に赤ちゃんの泣き声を聞かせるシーンはたまらなかったですね。




演技も映像も音楽も、殊更に大げさでないからこそ、かえって胸をしめつけられました。





亡くなった夫のベッドに新たなシーツを巻くアオイの姿も印象的でした。




まだ高校生で看護助手なのに、ホントにアオイは濃密な体験をしていますね。




次回の予告を見たら、次回は初回から登場している年下夫の夫婦のエピソードのようで…





妻は産後に亡くなってしまうのか?
この夫婦は幸せに出産して欲しかったのに…
また涙無しでは見られない回になりそうです。




今回の評価は…ほとんどに近い
その内にを出すことになるでしょう。