別れのブルースとはならずに…「義母と娘のブルース」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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タイトルにある「ブルース」にはみゆき(上白石萌歌)のそんな思いが込められていたんですね。




最終回では、10年にわたって築き上げ深めあってきた義母と娘の絆の強さをじっくりと描いてくれました。




TBS  火曜22時
「義母と娘のブルース」最終回

主演…綾瀬はるか
脚本…森下佳子
演出…平川雄一朗



共に幼くして両親を亡くした亜希子(綾瀬はるか)とみゆき。




それぞれの思いをぶつけ合った二人の長いやりとりのシーンは、見ごたえがありましたね。





もう娘第一に考えなくていいと、新たに働くことをすすめるみゆきと、




あなたを育てたのは自分のエゴイズムで恩に着る必要はない…




幼い時の自分に重ねて、みゆきが誉められたら自分も嬉しくて、そうしてみゆきを利用していただけだと…




そのあとのみゆきの言葉が良かったですね。
「お母さん、バカなんじゃないの、そういうの世間じゃ愛って言うんだよ」




そう、亜希子とみゆきは親子の愛を10年かけてしっかりと育んできたんですね。
それを確認しあう形となりました。




みゆきは大学入学をやめ、麦田(佐藤健)のもとで働くことに、亜希子は笠原(浅野和之)から薦められた会社に入り、大阪に行くことになりました。




しかし、ラストにまた小さな奇跡が起きて…。
これは続編か、少なくともその後を描くスペシャルがありそうな終わり方ですね。




最終回の視聴率は19%まで行ったとか。
良質なドラマがしっかりと視聴率も獲得する理想的なパターンでした。




キャスト、脚本、演出が三位一体となって、良い仕事をする…お手本とも言えるドラマだったと思います。




綾瀬はるかは、今回のように個性的な役であればあるほど光る女優ですね。




竹野内豊や、佐藤健、浅利陽介、麻生祐未、上白石萌歌ら周りにも恵まれました。





最終回の評価は…