2018夏ドラマアカデミー賞…最優秀助演男優賞 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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続いては、最優秀助演男優賞の発表です。
ノミネートしたのは以下の男優たち。






「健康で文化的な最低限度の生活」
井浦新




「アンナチュラル」の中堂とはまた違ったキャラクターの半田という先輩ケースワーカーを淡々とリアルに演じました。




ケースワーカーという仕事の厳しさを経た上で、こんな人格になりました…という説得力のある演技でした。




カメレオン俳優的な人だけに、次にどんな役を演じてくれるのか楽しみです。






「義母と娘のブルース」
竹野内豊




竹野内豊って良い年齢の重ね方をしていますよね。いい感じで肩の力が抜けていて、ヒロイン亜希子の夫・良一を魅力的に演じきりました。




亜希子や娘みゆきに見せる包容力や、笑顔。死を覚悟しながら悲壮感を見せない揺るぎない強さ。




それでも時おり弱さをのぞかせた人間味。
前半だけで出なくなってしまうのが惜しい好演でした。





「義母と娘のブルース」
佐藤健




竹野内豊の良一が良かったので、いなくなった後半は大丈夫かと心配しましたが、佐藤健演じる麦田の好演で杞憂に終わりました。





ちょっとおバカだけど一途で心根の優しい愛すべき人物を生き生きと演じ、綾瀬はるかとのやりとりも息が合っており、後半を盛り上げてくれました。






「透明なゆりかご」
瀬戸康史




さまざまな問題に直面する産婦人科の若き院長。真摯に相手の立場にたって対処し、心身のケアをし、励まし、時にたしなめる…




ヘビーな題材が多かったので、演じていて、さぞしんどい役だったと思います、





決して名医というわけではない、どちらかと言えば地方の一平凡な産婦人科医。
たから、由比自身も悩んだり、迷ったり、自信を失ったりもする…




その等身大なリアリティーが素晴らしかったです。





「この世界の片隅に」
松坂桃李




戦時下、世の中に媚びず、さりとて抗わずに生きる青年をまっすぐに演じてくれました。





松坂桃李はキャリアを重ねて、さらりと自然に演じることを身につけたようで、ヒロインのすずを温かく見守る良い夫でしたね。





以上、5人から最優秀助演男優賞に選んだのは…






「透明なゆりかご」
瀬戸康史




竹野内豊とどちらにするか悩みましたが、全話を通じて、作品の質を高めるのに貢献した瀬戸康史を今回は選びました。




普通の人を演じるというのは難しいことです。その難しいハードルを越えることに成功した瀬戸康史にとっての当り役の1つとなりました。