2018夏ドラマアカデミー賞…最優秀主演女優賞 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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続いては最優秀主演女優賞の発表です。
今クール、私めが最終回まで見た女優主演の作品は以下の4本でした。




「健康で文化的な最低限度の生活」
吉岡里帆




新人ケースワーカーがさまざまな壁にぶつかるさまを、ひたむきに演じました。




ただ、脚本が良くなかったため、魅力的なヒロインになりきれませんでした。
彼女の場合、「カルテット」の役があまりに強烈だったため、なかなかそこを越えられません。






「義母と娘のブルース」
綾瀬はるか



バリバリのキャリアウーマンで、感情を表に出さず、何事もやる以上はとことんやるヒロイン亜希子を、なりきり演技で見せてくれました。




「ホタルノヒカリ」同様に、こうしたエッジのきいた役柄を演じると、不思議と光り輝く女優さんですね。




ビジネスライクで大げさな口調やしぐさも、滑稽にならないところが、この人の凄みです。






「透明なゆりかご」
清原果耶



原作者沖田X華自身の実体験をもとに書かれた原作だけに、ヒロイン・アオイの実感を通して、産院で起きる出来事、人間模様に接していく作品でしたが、




新人同然のまだ色のついてない清原果耶が演じることで、非常にそれがうまくいっていました。




シビアで重苦しいテーマの回が多かったのですが、見ていて気が滅入らずにすんだのは、彼女のまっすぐな透明感ある演技によるところが大きかったと思います。






「この世界の片隅に」
松本穂香



オーディションを勝ち抜いただけあって、すずという役にぴったりでしたね。





ちょっと鈍くさくて、飾り気なく素直で、それでも気の強さもあって、




現代女性の匂いを消し去って、あの時代の女性になりきるよう努めてました。
あまり大役をやってきてないため、既存のイメージが無かったのも良かったと思います。




今後、どういう女優になっていくか分かりませんが、彼女のキャリアでかけがえのない役になったことは間違いありません。






以上4人から最優秀主演女優賞に選んだのは…





「透明なゆりかご」
清原果耶





綾瀬はるかとどちらを選ぶか悩みました。
主演女優として完成度の高さでいったら間違いなく綾瀬はるかですが、あえて今回は清原果耶の方を選びました。




綾瀬はるかなら、あれぐらいできても驚きはしませんが、正直、清原果耶という女優さんがここまで演じられると思っていなかったからです。




その驚きと、連続ドラマの主演女優として回を追って成長していくさまが、ヒロインの成長とも見事に重なった稀有な成功例として、こちらに軍配を上げました。





断言しますが、近い将来、清原果耶は間違いなく朝ドラの主演女優になるでしょう。