中島健人にかなり寄せた主人公のキャラ…「ドロ刑」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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原作の漫画は読んでないので私めは知らないんですが、原作の主人公のキャラと、ドラマの主人公とはだいぶ違うようですね。




漫画の方では斑目は190cmを超える長身で、身体能力が高く、真面目でお人好しなんだそうです。






日本テレビ  土曜22時
「ドロ刑~警視庁捜査三課~」第1話

主演…中島健人
脚本…林宏司
演出…大谷太郎




漫画のままの主人公じゃなきゃダメだなんて言うつもりはさらさらありません。





なぜ、そう書き出したかというと、中島健人が主演である以上、いかに中島健人自身のキャラに主人公のキャラを寄せるかに、脚本、演出が腐心したあとが分かる初回だったということが言いたかったんです。





中島健人はジャニーズの中で、木村拓哉系の自分のキャラに役を合わせる「いい役者」と、草なぎ剛系の役のキャラに自分を合わせる「うまい役者」とに分けるとしたら、





若手の中では「いい役者」系の最たる人と言っていいでしょう。





だからこそ、脚本の林宏司は、斑目という主人公を中島健人自身にぐっと寄せて作り替えました。





それが上手くいっていると初回を見る限りでは感心しました。
いかにも今どきの「さとり世代」らしい物言いのひとつひとつがやけにリアルで、新鮮でした。




ただのダメダメくんではなく、伝説の大泥棒、煙鴉(遠藤憲一)の正体を鼻で嗅ぎあてたクレバーさもあり、一筋縄ではいかないところに魅力を感じました。





なぜリスクをおかしてまで煙鴉が斑目に協力する気になったかは、イマイチ理解できませんでしたが…。





テンポよくしたたかな空き巣(高橋克実)を、罠にはめ自白させるまでを、鮮やかに見せ、よくできた脚本でした。




かき集められた13係のメンバーも、斑目に劣らずキャラ立ちした顔ぶれ(中村倫也、江口のりこ、野間口徹、板尾創路、石橋杏奈、丸山智己)
で群像劇としても楽しめそうです。




快調なスタートでした。
今回の評価は…