唐沢寿明に合わせた主人公キャラ…「ハラスメントゲーム」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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どちらかと言えば、いまだにパワハラ、セクハラを平気でやっていそうな唐沢寿明が、ハラスメント対策のコンプライアンス室長をどう演じるのか、それがポイントになるドラマになるだろうなと思っていましたが、





脚本の井上由美子と演出の西浦正記がうまく唐沢寿明に合わせた主人公のキャラを作り上げてきましたね。





テレビ東京  月曜22時
「ハラスメントゲーム」第1話

主演…唐沢寿明
脚本…井上由美子
演出…西浦正記




唐沢寿明が演じる秋津は大手スーパーチェーンの元やり手社員。仲間の裏切りにあい、本社を追われて地方店の店長に。




7年店長を務めていましたが、コンプライアンス室長が病気になった穴埋めに、社長(滝藤賢一)の命令で本社に呼び戻されます。




コンプライアンス室といっても社員は秋津と若い女性社員の高村(広瀬アリス)だけ。あとは顧問弁護士の矢澤(古川雄輝)が同行して対処するだけ。




秋津は唐沢寿明自身に近いフランクなキャラで、ついついパワハラ、セクハラ発言をしますが、その都度、高村から注意される。





その二人のやりとりが、今の時代をよく象徴していて、ハラスメントに自分なりのやり方で対処していく秋津の活躍に期待が持てます。





実は元やり手社員という凄味をちらつかせるコミカルとシリアス両面の演じ分けも唐沢寿明の得意とするところ。





初回の異物混入トラブルも粋なはからいが冴えていました。




社長を追い落とそうとする脇田常務(高嶋政宏)はまさに秋津を裏切った元同僚で、会社上層部の権力争いや駆け引きも絡んでくるようで、そちらも楽しみです。





職場でハラスメント対策に頭を悩ますミドル世代にとっては溜飲の下がる作品になりそうです。




今回の評価は…