2018秋ドラマアカデミー賞…最優秀主演男優賞 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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続いては最優秀主演男優賞。
こちらは女優と違い男優主演は対象が7作品。





その中からノミネートしたのは4人。





唐沢寿明
「ハラスメントゲーム」




年齢も50代となり、ベテランの域に入ってきた唐沢寿明。主演だからという変な気負いもなく、この作品では淡々とかつ飄々とコンプライアンス室長を演じました。





ダメなオジさんに見せて、実はしたたかな切れ者というところをにじませるあたりの、さじ加減が絶妙でした。






高橋一生
「僕らは奇跡でできている」



ピュアで、社会の堅苦しい概念に全くとらわれないユニークなキャラの主人公を、ウソくさくなく魅力的に演じました。





押しつけがましくなく、周りの人々に影響を与えていく過程は、回を重ねてどんどん面白くなりました。






岡田将生
「昭和元禄落語心中」



まず、老け役を演じられるか?落語をちゃんとできるのか?いろいろ心配ではありましたが、





フタを開ければ研究熱心さがうかがえる落語のシーンの質の高さ。
老け役も八雲という主人公の生きざまをしっかりと演じて、違和感はどんどん薄れました。




いつ死んでもいいと厭世的な八雲が、生きていたいと言うまでになる変化を的確に演じきりました。





賀来賢人
「今日から俺は!!」




福田雄一作品に既に出ていて、振り切ったコメディ演技を経験済みだけに、





一切の照れなく、アドリブ込みのおふざけ演技を熱演しました。





そればかりか、シリアスなところもきっちりと演じ、硬軟の切換えの上手さを見せました。






以上4人から最優秀主演男優賞に選んだのは…






岡田将生
「昭和元禄落語心中」




いや~~、いい役者になりましたね。
この人の持つ皮肉な苦みみたいなものが役とピッタリ合っていました。





冷ややかな中に見せる優しさや熱さ、主人公の複雑な心理を細やかに演じ、役者としての飛躍的な進化を示しました。