柊の警鐘が1人でも多くに届いたらいいな…「3年A組」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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あまり各ドラマの視聴率を書かないように今はしていますが、このドラマの各回の視聴率をあえて書きます。(いずれもリアルタイム視聴の数字、関東地区です)


10.2%→10.6%→11.0%→9.3%→10.4%→11.7%→11.9%→12.0%→12.9%→15.4%





10%を下回ったのは1回だけ。
第5話以降は上昇し続け、最終回はついに15%台にまで上がりました。





クチコミで見る人が単純に増えていったこと…
学校や職場で話題になるため、録画よりリアルタイム視聴するようになった人が増えたこと…などが推測されます。




その視聴率が15.0%を超えた最終回ですが…




日本テレビ   日曜22時30分
「3年A組~今から皆さんは、人質です~」最終回

主演…菅田将暉
脚本…武藤将吾
演出…小室直子




なぜ、視聴率を列記したかというと、最終回15%になったことに意義を感じたからです。





このドラマのスタッフがこのドラマを通じて世の中に問いかけ、訴えたかったテーマは、





匿名で個人攻撃をするSNSの危うさ、罪の深さだったんですね。




景山(上白石萌歌)が自殺に至ったのは、フェイク動画がSNS上に流れ、それで誹謗中傷をされ、心を痛めたからだというわけです。




無論、武智(田辺誠一)も悪いんですが、無責任に刹那的に「死ね」とか簡単に書き込んで、いざ死んだら、知らんぷりのネット投稿者に罪はないのか?ってわけです。





柊は、そんなネット投稿者たちを、翻弄しまくり、最後には自分に攻撃をさせ、




そいつらに対して直接訴えかけます。
屋上での柊の長ゼリフは、菅田将暉の渾身の演技でした。




私めも、SNSの攻撃性の危うさは常々感じているので、よくぞ言ってくれたと思いました。




画面に出たように、このドラマを見ていた人の中にも、ウザいとか俺は悪くないし…とか思ったSNS愛用者はいたでしょう。




しかし、ラストに登場した青年のように。軽々しい個人攻撃を思いとどまる人が増えたらいいなと思います。





ドラマ自体はツッコミどころはいろいろありましたが、ここに向けてだったなら、評価を上げたいなと思った次第です。





菅田将暉劇場は最終回まで続きました。
旬の役者のエネルギッシュな熱演を堪能しました。





最終回の評価は…