恋愛ドラマ路線が主流でしたが、近年はテレビ朝日にならってか、視聴率を取りやすい刑事ドラマや医療ドラマにシフトチェンジし、視聴率も徐々に盛り返してきました。
そして、今年の夏ドラマは冬クールに錦戸亮主演で「トレース～科捜研の男～」をやったばかりなのに、今度は監察医が主人公の作品。
春ドラマも放射線技師が主人公でしたから、死体と生きてる患者の差こそあれ、身体を調べてばっかりいますね。
フジテレビ 月曜21時
「監察医 朝顔」
主演…上野樹里
共演…時任三郎、山口智子、風間俊介、志田未来、森本慎太郎
脚本…根本ノンジ
演出…平野眞、澤田鎌作
上野樹里が演じるヒロインの朝顔は、遺体の「生きた証」を見つけだすために真摯に向き合う新米監察医。
時任三郎演じる父親の平はベテラン刑事で、娘は解剖で、父親は捜査で遺体の真実に迫っていくという親子ものの要素が加わるのが、このドラマのミソです。
さらに、朝顔の母は東日本大震災で遺体が見つからず行方不明のままという要素も加わるようです。
なかなか欲ばりな設定ですね。
医療ものと、刑事ものと、ホームドラマの合体ですから…。
上野樹里は深津絵里や菅野美穂と並んで、もっとどんどん連ドラ主演してほしい、演技力は文句なしの人ですから、期待感は十分です。
時任三郎との共演も楽しみですが、朝顔の上司の主任教授に山口智子、法医学者に板尾創路、検査技師に中尾明慶、アルバイトの法医学部生に志田未来。…楽しみなメンバー。
朝顔の恋人で平の相棒になる新米刑事に風間俊介、行方不明の母は石田ひかり、祖父は柄本明。なかなか実力派ぞろいの布陣ですね。
原作は7年間連載され、30巻にもなった人気漫画。「フルーツ宅配便」で人情味あふれる脚本を書いた根本ノンジの脚本も期待できます。
「アンナチュラル」のように感動的なエピソードが1話でも多くあればと思っています。
視聴率の予想は12～13％
今のこの枠の視聴率好調ムードに乗って、手堅くかせぎそうです。