「男はつらいよ」ファンにはたまらない…「少年寅次郎」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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これは良い‼️
映画「男はつらいよ」シリーズのファンにはたまらない作品ですし、見てない方もぜひ、映画を何本か見た上で見ていただきたい。
私め今クールオススメNo.1の作品です。




全5話と短いので私めの期待度ランキングには入れてありませんでした。
初回を見逃した方は明日深夜0時55分から再放送されますので、ぜひ録画してご覧ください。





NHK   土曜21時
「少年寅次郎」第1話

主演…井上真央
脚本…岡田惠和
演出…本木一博




愛すべきフーテンの寅さんこと車寅次郎がどんな少年だったのか?「男はつらいよ」の監督山田洋次が小説で書いたもののドラマ化です。





何が良いって寅次郎少年を演じている藤原颯音くん。この子をよくぞオーディションで選んだな…と。





あの強烈なイメージを日本人に植えつけた渥美清の風貌を思い起こさせる、細い目と人なつっこい笑顔。




それでいて父親(毎熊克哉)に邪険にされた時に見せる、何とも切なく悲しそうな表情。




まさに寅さんでした。
きっとこんな子だったんだろうなと思わせる説得力があります。




遊び人の父親が、芸者のお菊(山田真歩)に産ませた子を、お菊は書き置きをそえて「くるまや」の前に置き去りにし、その子を母親の光子(井上真央)は優しく育ててくれたのです。





この井上真央の母親が、ダメ夫への対し方や、寅次郎への対し方が、時に厳しく時に優しく、思いやりがあって、あ~やっぱり井上真央っていい女優だなと感心ひとしきりでした。




寅次郎が鰻を売ったのは貧しい友だちのためだったと分かるシーンなんて、親子共に良くてホロリとさせられました。





寅さんがマドンナをすぐ好きになってしまうのは、美人だった光子が大好きだったから、それが大人になっても…というのは、なるほどと思ってしまいましたね。





そうそう、映画で実の母親はミヤコ蝶々が演じていて寅さんが会いに行くってエピソードもありましたね。





このドラマは「男はつらいよ」ファンにはたまらないものがあって、舞台になっている「くるまや」は映画のセットに忠実で…




悪さをしてきて、気まずい寅次郎少年が店先を一旦通りすぎて、人に隠れて戻ってきて見つかるシーンとかは、映画で大人の寅さんが何度もやっていたことで、こんな頃からやってたのかと嬉しくなりました。




また映画でおなじみの人物も出てきて…
おいちゃん、おばちゃん夫婦(泉澤祐希、岸井ゆきの)が若夫婦として登場。




おいちゃんはこの頃から寅さんに優しかったんだなとか、おいちゃん夫婦は子どもができなくて悩んでたんだなとか、新たな発見もあり、それも嬉しくなりました。




笠智衆が演じた御前様は石丸幹二。
御前様は名付け親なんですね。





タコ社長の少年時代も出てきますかね。
いろいろと楽しみです。




今回の評価は…
を出せそうな作品です。