もっとこういう話を見たかった…「ミス・ジコチョー」第9話、最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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ラスト2話は、最もこのドラマらしいエピソードでした。




脚本が序盤の1~3話を書いた八津弘幸で、他の2人の脚本家と違い、この人だけが、このドラマが何を描くべきかを分かっていたようです。





全話を書いてくれたら良かったのにと思います。




NHK  金曜22時
「ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~」第9話、最終話

主演…松雪泰子
脚本…八津弘幸
演出…福井充広



ラスト2回は、高齢者の起こした交通事故というタイムリーなテーマで、ブレーキがきかなかったという話から、




大手自動車会社のリコール隠しへと展開していく中で、




天ノ教授(松雪泰子)の父親の死やら、その自動車会社に勤めていた今は修理工場の主人(岩城滉一)の活躍やら、天ノと母親(余貴美子)とが手を組んでの真相究明やら、





天ノの専門の工学的なエッセンスをしっかり描きながら人間模様もしっかり描くという両立がきちんとなされていました。




実験してもなかなか解明できない手ごわさ、リコール隠しの社長(前川泰之)をこらしめる痛快な結末。





「半沢直樹」や「下町ロケット」を書いた八津弘幸の真骨頂でした。





同じキャスト、同じ設定でも脚本次第でこんなに変わるかという好例でした。





第9話、最終回共に評価は…