印象的だったのは、ケイトを殺人犯の娘と知って交際をやめた今カレ野中(重岡大毅)と、殺人犯の娘と知りつつプロポーズしながら、ふられた元カレ尾高(柄本佑)との会話でした。
日本テレビ 水曜22時
「知らなくていいコト」第3話
主演…吉高由里子
脚本…大石静
演出…塚本連平
野中は尾高に言われてしまう通り、サイテーなヤツで、自分がケイトとの交際をやめた行為を自分の中で正当化しようと、
尾高さんも同じ理由で別れたんでしょう？と聞いてきたのです。
尾高は野中をぶん殴るかと思いましたが、怒りを押し殺し、サイテーだなと言い捨て、その場を去ったのでした。
ホント、ケイトはなんでこんな男と付き合ったのか疑問になるほどのクズっぷりで、
演じている重岡大毅がまた訥々とした感じなのでやけにリアルで、重岡は損な役を引き受けたものだと同情してしまいます。
これって、同じ吉高由里子主演の「わたし、定時で帰ります」の時の彼氏役だった中丸雄一と
同じだなと思ってしまいました。
その時、元カレ役の向井理が得したように、柄本佑はいわゆる儲け役の良い役です。
懐の深い優しさを淡々と演じていて、柄本佑ファンがさらに増えるのではないですかね。
尾高の妻は今回後ろ姿だけで、声からは誰か分かりませんでした。
お分かりになった読者の方、おられますかね？
気になります。
冒頭にも書きましたが、「ルパンの娘」で驚異的なパフォーマンスを見せた大貫勇輔が、今回はそのままの世界的なダンサー役で、魅力的なたたずまいと動きを披露してくれました。
あと、これまで触れてませんでしたが、ケイトの父親役の小林薫の存在感が半端ないですね。
グっと作品が締まります。
今回の評価は…