もっとエピソードを大切に…「アライブ」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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惜しいんですよね、このドラマ。
今回の、抗がん剤治療継続か?在宅緩和治療か?ホスピスか?ってエピソードなんて、どの家にも起こりうる良いテーマなんですが…




なまじ、心(松下奈緒)の夫(中村俊介)がらみや、薫(木村佳乃)の医療ミスやらに尺を割くために、




あっさりと描かれてしまうのが、残念でなりません。




フジテレビ  木曜22時
「アライブ~がん専門医のカルテ~」第3話

主演…松下奈緒
脚本…倉光泰子
演出…石井祐介



心の担当している陽子(朝加真由美)は抗がん剤治療ももうあまり効果なく、副作用で苦しむ段階に来ています。




緩和ケアに切り替えることを提案すると、陽子本人は在宅よりホスピスを希望します。




しかし、夫の修造(遠山俊也)は自分が頑張るから在宅でと言い、娘の歩美(三倉茉奈)は死を受けいれられず抗がん剤治療を続けてと主張します。




家族に迷惑をかけたくない患者の思いと、家にいさせたい、最後まであきらめたくない、家族の思いのズレ。




なかなか難しい問題ですね。
この家族のこれまでのありよう、それぞれの考えの変化をもっと突っ込んで丁寧に描いても良かったのに、




端的にぎゅっと凝縮して描いた感じでした。
結局、暫定的に在宅ケアにし、父親に娘たちも協力して…というところにあっさりと落ち着いてしまいました。



掘り下げてほしい良いテーマなのに残念でした。



薫がジムで出会った男(三浦翔平)は医療ミスを探っているジャーナリストのようで、薫に近づき暴こうということのようです。




木村佳乃は上手いし、三浦翔平も怪しげで見てしまうんですが、そこが立つとエピソードはかすむんですよね。




今回も心の夫が死に、事故の前にツラい言葉を夫に吐いたことを悔やみ心が号泣するシーンが強くて、肝心のがん専門医のエピソードがかすんでしまったのです。




…残念です。
今回の評価は…