早めに主人公に共感させる作戦…「病室で念仏を唱えないでください」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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主人公の照円(伊藤英明)に早めに共感を抱けるように、過去に起きたことによるトラウマを小出しにせず、第2話という早い段階で、エピソードにからめて描いたのは正解だったと思います。




TBS  金曜22時
「病室で念仏を唱えないでください」第2話

主演…伊藤英明
脚本…吉澤智子
演出…平野俊一




今回のメインのエピソードは、川で溺れた中学生を救えるかということで、




これに少年時代に、親友が溺れるのを見殺しにしてしまった照円が抱えてきた苦悩と懺悔をからめて描かれました。




現場にも病院にも現れた、溺れた中学生の友人から分かった真相と、友人の頑張りで起きた奇跡、それに伴い、照円が親友の遺族に会いに行き、




今も自分を優しく受け入れてくれる親友の父親(泉谷しげる)と酒を飲みに行く約束をするに至る展開で、




主人公の抱えているものを、無理なくエピソードとからめ、照円に共感を持てるように運びました。




照円を気づかい、息子のことを共に語らいたい父親のデリケートな感情を泉谷しげるが好演し、良かったです。





もう1つ良かったのは病院の経営的には採算の悪い救急救命と、治療費の高いだろう心臓外科との対比を、明確に提示してくれました。




照円と、心臓外科の濱田(ムロツヨシ)との対立を運び込まれたホームレスの手術で象徴的に描いたのも正解でした。





ムロツヨシはイヤミな感じの濱田を嬉々として演じていて、今後も二人の対立が楽しみです。





今回もいろいろ盛り込みすぎで、じっくり感動には至りませんでした。



もっとシェイプアップが必要です。




唐田えりかの出演自粛で、とんだとばっちりを受けた感じですが、応援します。
今回の評価は…