伊藤、中谷、ムロが3すくみの状態…「病室で念仏を唱えないでください」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマ、内容が期待を下回っていて、もどかしく感じます。



一番の不満点は僧医という主人公松本(伊藤英明)の特異な設定が、ドラマの軸として確固たる位置づけをなされておらず、医療ドラマとしてのユニークさにイマイチ欠けること。




そのため、主人公と同じくらいキャラの濃い同じ救急救命医の三宅(中谷美紀)や、心臓外科医の濱田(ムロツヨシ)が際立ってしまい、3人が3すくみで、それぞれ力を発揮しきれない状態になってます。




中谷美紀もムロツヨシも個性の強い人なだけに、主人公がかすむんですね。これはある意味、キャスティングの失敗とも言えます。
当人たちは悪くないんですから。




TBS  金曜22時
「病室で念仏を唱えないでください」第3話

主演…伊藤英明
脚本…吉澤智子
演出…岡本伸吾



今回は三宅をフィーチャーする回にしぼりこめば、もっと感動もできたのに、




前回からつながりの宮島(ナオト・インティライミ)のエピソードもからんでいて、せっかくの消防士藤森(宇梶剛士)が、割とあっさりしてしまいました。



これで夫はぐっすり寝られると言う遺された妻の言葉にはグッと来たんですがね…



三宅と藤森の関わりをもう少し丁寧に描いていたら、人知れず号泣する三宅の姿も、もっと心に刺さっていたでしょうに。




宮島のエピソードに、更に濱田と児嶋(松本穂香)のエピソードも入ってくるので、ゴチャゴチャしていました。



もっとシンプルに、もっと丁寧に、生きるとは?死ぬとは?を描くべきです。





今回の評価は…